学力検査の対策⑥ー古文

こんにちは講師のたかえもんです。

今回は、公立高校入試の国語で出てくる古文問題についてお伝えします。

神奈川県入試の国語は、出題の傾向が毎年変わりません。

問1では、漢字の読み書きについての問題が20点分出ます。

問2では、小説文が24点分出ます。

問3では、論説文が30点分出ます。

問4では、古文が16点分出ます。

最後の問5では、資料問題が10点分出ます。

ここ何年もこのような配点で、変更はありません。

出題や配点の傾向は以上の通りですが、問題の特徴もまたここ数年変わりません。

それは、定期テストの問題と大きく異なり、記述問題がほとんどないことです。

記述問題は、問5で6点分出されますが、それ以外にはありません。

小説文の問題にも、論説文にも古文にも記述問題はありません。

選択問題ばかりです。

そのため、国語の定期テストで苦労をしていたお子さまでも、入試の方が良い結果になることがあります。

定期テストの問題で国語に苦手意識を持っているお子さまでも、本番は高得点を狙えます!

入試国語の対策で、真っ先におすすめするのが古文対策です。

古文の配点は16点と、他の設問に比べて配点はあまり多くないです。

しかしそれでも、最初に古文の対策に取り組むことをおすすめします。

なぜなら、時間をかけると全問正解を狙えるようになる分野だからです。

古文に苦手意識を抱いているお子さまは多いです。

ですが、入試の古文は慣れてコツをつかめれば難しくありません!

古文の対策として、お子さまにまず実行してほしいのが、実際に過去問を解いてみることです。

入試の古文は、本文の内容を正しく現代語に直せている選択肢を選ぶ問題しか出てきません。

難しい背景知識や古文単語の知識を要求したりせず、「どういった内容が書かれているか」を選ぶ問題だけが出されます。

そのため、定期テストの古文問題が苦手だったお子さまでも、古文だからと敬遠せずに組んでみると意外と正解しやすかったりします。

この「意外と正解しやすい」ということは、お子さまが自分で経験しないと腑に落ちません。

ですから、古文に苦手意識のあるお子さまは多いですが、まずは過去問を解いてみてほしいです。

では、過去問を実際に解いてみたら、次にどうすればいいのでしょうか?

それは口語訳(現代語訳)を読むことです。

口語訳(現代語訳)を読み、本文の内容をチェックしてほしいです。

特に、お子さまが本文を読んでいて判然としなかった部分は、よくチェックしてほしいです。

口語訳(現代語訳)を読んだあとに実行してほしいのが、本文を何度も音読することです。

古文は現代語と違うところが多いですが、それでも日本語です。

日本がである以上、声に出して読んでみると、意外とすんなり意味を理解することができたりします。

ですので、音読をすることはとても大切です。

とは言え、慣れていないうちはどう発音をすればいいのかに困ると思います。

なので、学校の先生などに発音を質問して、教えてもらうと良いです。

ササキ塾では、入試対策の授業で必ず発音を確認しています。

本文の発音を確認出来たら、音読を最低50回行ってください。

とにかく反復が大切です。

古文は言葉の感覚を身につけることが重要です。

音読を繰り返すことで、古文の言語感覚が身につきます。

古文の言語感覚を身につけることは、高校生の古典の授業でも有益です。

たいへんですが、ぜひともお子さまにはがんばってほしいです。

実際、ササキ塾では古文の音読を50回課していますが、これをがんばっている生徒はみんな伸びています。

話をまとめます。

神奈川県公立高校入試の古文は、次の手順を実行すると正答率がアップします!

①過去問を解く。

②口語訳(現代語訳)を確認する。

③本文を最低50回音読する。