読書感想文の書き方
こんにちは講師のたかえもんです。
今回は読書感想文の書き方についてお伝えします。
夏休みと言えば、夏休みの宿題ですね!
苦手意識を持っている人の多い読書感想文ですが、次のことを意識すると書きやすいですよ。
①本を読むきっかけ ②本のあらすじ(要約) ③読み終わって素直に感じたこと(おもしろかったかつまらなかったか) ④おもしろかった(つまらなかった)と感じた内容についての掘り下げ ⑤読む前と読んだ後の気持ちの変化 ⑥今後の抱負(読んだ内容をどう活かしていくか) |
「①本を読むきっかけ」は短くて大丈夫です。話の枕ですのでそんなにたくさん書かなくて平気です。素直に、どうしてその本を選んだのかを書いてください。「学校で読書感想文が宿題で出されていたから、いやいや選んだ」でもOKです。むしろマイナスなことの方が書きやすいですし、後になって話を上手く着地させられたりします。ですので、自分が思っていたことを率直に書きましょう。
「②本のあらすじ(要約)」は、読んだ本が物語なら順番に次のように書いていきましょう。
1.主人公は何をしていたか 2.何がどうして起きたか 3.最終的にどうなったか |
この順番を意識して書けば、自然と原稿用紙は埋まります。
「③読み終わって素直に感じたこと(おもしろかったかつまらなかったか)」は、自分の本心を率直に書きましょう。
おもしろかったなら「おもしろかった」、つまらなかったら「つまらなかった」と感じたままのことを書いて大丈夫です。
「④おもしろかった(つまらなかった)と感じた内容についての掘り下げ」は、これが一番大切です。
おもしろかったと感じたなら、どの場面がどうしておもしろく思えたのかを書きましょう。
また逆に、つまらなかったと感じたのなら、どうしてつまらなかったのかを書きましょう。読書感想文は、「読んだ本を持ち上げるようなことしか書いてはいけない」という決まりはありません。
「つまらない」というのも立派な感想です。
ですが、そのときには「なぜつまらないと感じたのか」を詳しく書きましょう。
「話がだらだらと続いて、作者がこの作品で何を書きたかったかがわからない」でもいいですし、「作者の用意した結末に至るように、登場人物が不自然な動きばかりしていた。」でもいいです。あるいは、「登場人物のだれにも共感できなかった」でも、「話の展開が読めてしまった」でもいいです。
とにかく、自分の感じたものを他の人がわかるように文字で表すようにすることが大切です。それができていれば、読んだ本に対して好意的かそうでないかは問題になりません。
ただし、ただの悪口はやめましょうね。
「⑤読む前と読んだ後の気持ちの変化」は、本を読む前の印象と実際に読んだ後の印象の変化を書きましょう。
読む前にマイナスの印象(例:話のテーマに興味がひかれなかった等)を持っていると、読んだ後にプラスの印象(例:自分の知らない世界が広がっていることを知ることができた等)に転換して書くことができてうまく対比をえがくことができます。
「⑥今後の抱負(読んだ内容をどう活かしていくか)」は、読み終わって感じたこと、考えたこと、「自分はこれからこうする!」といった内容を書いてください。文章は最後の締めが大切です。最後にバシッと決めましょう!
以上、読書感想文の書き方についてお伝えしました。読書感想文をどう書いていいのか困っている人は、↓の順番を意識して書いてみましょう!
①本を読むきっかけ ②本のあらすじ(要約) ③読み終わって素直に感じたこと(おもしろかったかつまらなかったか) ④おもしろかった(つまらなかった)と感じた内容についての掘り下げ ⑤読む前と読んだ後の気持ちの変化 ⑥今後の抱負(読んだ内容をどう活かしていくか) |