学力検査の対策
こんにちは講師のたかえもんです。
中学3年生は第3回定期テストが終わると、すぐに成績が決まります。そしてそのときに内申点が確定します。
現在の神奈川県公立高校入試は、内申点と学力検査の合計によって合否が決まります。
3年生の成績が確定するこれからの時期は、学力検査にのみ意識を向ける時期となります。
内申点が確定した後にも、中学校では定期テストなどが実施されます。しかし、そこで良い点数を取っても高校入試には全く反映されません。
そのため、第3回定期テストが終わり、通知票が学校から渡された後は、入試の学力検査にだけ専念すれば大丈夫です。
そこで今回は、神奈川県公立高校入試の学力検査対策についてお伝えします。
まず学力検査について基本的な情報をまとめると、以下のようになります。
・試験科目:英数国理社。 ・試験時間:各教科50分。 ・点数:各教科100点満点。 ・試験日:2月17日火曜日※。 ※受験する高校によっては、特色検査という試験が追加であります。ですが、普通科では23校しかありません。小田原方面で特色検査を実施している高校は、小田原・平塚江南・湘南・鎌倉・茅ヶ崎北陵です。 |
学力検査の実施は来年の2月17日火曜日ですから、あと3カ月ほどしか時間がありません。
この短い時間でお子さまが学力検査の対策に取り組むためには、効率の良い勉強が求められます。
では具体的に、どうしたらいいのでしょうか?
まずお子さまが行うべきは、試験時間の50分を計って、英数国理社の過去問を実際に解いてみることです。
今の時点では過去問を解いても、たぶんあまり解けなくてへこむかと思います。
ですが、現時点では他のお子さまも解けないので大丈夫です。
大切なのは、「どういう問題形式なのか」「出題の傾向はどういったものなのか」「時間配分はどうすればいいのか」ということを体験することです。
基本的に入試の学力検査は、毎年過去問と出題傾向が似ます。
そのため、過去問を通して学力検査問題の出題傾向を掴むことが、学力検査を攻略する第一歩となります。
例えば、学力検査の数学では、コンパスや定規を使った作図問題はここ二十年以上出題されたことはありません。
反対に、関数の問題は毎年必ず出題されています。
このことから、「学力検査の対策として作図問題を復習する必要はありませんし、逆に関数はかなり時間をかけて復習する必要がある」ということがわかります。
このように、過去問を実際に解いてみると、どういった内容を勉強すればよいのかがよくわかります。
ですので、お子さまが学力検査を突破するためには、まず過去問を解くことが大切です。
次回からは、学力検査の各科目の特徴や力を入れるべき攻略ポイントについてお伝えしていきます。


