理科と社会の定期テスト対策

こんにちはササキ塾のたかえもんです。第1回定期テストまであと3週間、定期テストの実施が早い学校はあと2週間ほどで本番です。

2年生や3年生は、学校の成績が受験に関係してきます。そのため、定期テストの結果はとても重要です。特に3年生は、受験の際に成績が2倍されるのでベストを尽くすつもりで頑張りましょう。

さて今回は、理科と社会の定期テスト勉強法についてお伝えします。

理科や社会は用語を記憶することがとても重要です。そのため、テスト1週間前からテスト勉強に取り掛かっても間に合わないことが多いです。

何かを記憶するのには時間がかかります。また、一度に記憶する量が多いと、前に記憶していた内容が薄れたり上書きされたりします。こういった事情があるので、理科や社会はなるべく早くに取り掛かるようにした方が良いです。

おおよその目安として、テスト1週間前にはテスト範囲の基本事項を記憶している状態にしておきましょう。そして、基本事項が記憶出来たら学校のワークなどの問題演習に取り組みましょう。

学校のワークは最低限3周、理想を言えば5周解しましょう。これができれば本番の備えはばっちりです。

学校のワークがない場合もあります。その場合は伝えてくれれば、塾で使ってる問題のプリントを渡すことができます。普段、理科や社会の授業を取っていなくても大丈夫ですので、遠慮なく言ってください!

理科や社会は記憶することがとても大切ですので、効果的な記憶法についてもお伝えします。

ですがその前に、大切な前提条件についてお伝えします。この前提条件がクリアできていないと、どれだけ効果的な記憶法であっても成果は望めません。

それは、十分な睡眠です。十分な睡眠を取れていないと、人間の記憶力は悪くなります。

厚生労働省が発表した「健康づくりのための睡眠ガイド 2023 (案) 」では、中学生は8~10時間の睡眠時間が必要とされています。この睡眠時間を確保できていない人は、生活を改めましょう。https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

8~10時間の睡眠時間が確保できているなら、次の3つが効果的な記憶法として役に立ちます。

「①次の日にすぐに同じ内容を復習」「②寝る直前と起きた直後に覚えているか確認」「③アクティブ・ラーニング」

まずは、「①次の日にすぐに同じ内容を復習」について説明します。

例えば今日、理科や社会の基本事項を覚える問題を解いたとします。そうしたら、明日はその問題をもう一度解くのです。

人間の脳は、新しい情報を受けとった次の日にもう一度その情報が入ってくると「長く覚えておく必要のある情報だ」と認識してくれます。ですので、まったく同じ内容を次の日に繰り返し解くのは効果があります。

次に「②寝る直前と起きた直後に覚えているか確認」について説明します。

人間の脳は、寝ている最中に記憶を整理します。その性質を利用し、寝る直前に覚えたい内容を確認し、起きた直後にそれを覚えているかを確認するとかなり効果があります。

「③アクティブ・ラーニング」は、簡単に言うとすきま時間に「あの内容、前に覚えたけど今も覚えているかな」と積極的に思い出そうとすることです。学校の登下校中や歯を磨いている時間など、机に向かわなくてもできるので、そういうちょっとした時間を有効活用しましょう。

以上、3種類の記憶法についてお伝えしましたが、結局のところ記憶を強化するのに大切なのは「思い出そうとすること」です。自分が忘れないで覚えているかのチェックをこまめにすることが何かを覚え続けるために一番重要です。

話をまとめます。

・理科や社会は、定期テスト1週間前には基本事項を記憶しておく。

・学校のワークを3周以上解く。

・何かを記憶するために一番重要なのは、思い出すこと。