新中学3年生は受験勉強をどうすればいいの?④
こんにちは講師のたかえもんです。ついこのあいだ公立高校の合格発表があったと思ったら、もう春休みです。物事の経過が早いです。今回は「今から公立高校入試国語の準備をしたい人は何をしたら良いのか」についてお伝えします。
まずするべきなのは、漢字の総復習です。
神奈川県公立高校入試国語では、漢字に関する問題は16点しか出題されません。100点満点中の16点ですから、点数だけで見たらそこまで重要ではないように感じられるかもしれません。
しかし、漢字の復習をしっかりすることは、入試の16点以上の意義があります。漢字の復習に取り組むことは、読解力の底上げになるからです。これが最も重要なポイントです。
神奈川の入試問題はどの教科も文章量が多いものばかりです。そのため、国語以外の教科でも読解力が要求されます。読解力と言うと、「国語の問題で良い点数を取るのに必要」というイメージが強いかもしれません。ですがそれ以上に、入試問題全体を解くために読解力は重要となります。
では、どうしたら読解力は身に付いたり、向上したりするのでしょうか?
「読解力」と言うと、文章をたくさん読まないといけないというイメージがあります。それは間違いではありません。しかし、多くの人はその段階よりも前のところでつまずいていることが多いです。何でつまずいているかと言うと、知っている言葉の数が少なくてつまずいているのです。
文章を読むときに、意味の分からない言葉や誤解している言葉が多いときちんとした読解はできません。漢字に関する知識は非常に重要です。
例えば、「漢字に関する知識は非常に重要です。」という文で使われている漢字をすべて■に置き換えてみます。すると↓のようになります。
「■■に■する■■は■■に■■です。」
どうでしょうか、何を伝えたい文なのかまったくわかりません。
今度は逆に、「漢字に関する知識は非常に重要です。」という文で、使われている漢字だけを抜き出してみます。すると↓のようになります。
「漢字 関 知識 非常 重要 。」
何を伝えたい文なのか何となく理解できるのではないでしょうか。
このように、漢字に関する知識があるとある程度の読解力が身に付きます。反対に、漢字に関する知識が少ないと、文の意味を理解することが困難になります。
こうした理由から漢字はとても大切です。なので、入試に備えた準備をしたいという人や、読解力を向上したいと考えている人は、まず漢字の練習をするべきです!
さてそうは言っても、具体的に何に取り組めば良いでしょうか?おすすめするのは漢検(漢字検定)の練習問題や過去問です。
漢検の問題は非常に質が高いです。漢字の読みや書きについてだけでなく、書き順や部首についての問題もあります。漢検の問題を練習することで、漢字全体についての基礎が自然と身に付くようになります。大切な基本が身に付くので、漢検の練習問題や過去問はとても良い練習材料です。
漢検は10級から始まり、1級まで全部で12の級があります(2級と1級にはそれぞれ準2級と準1級が別に設けられています)。10級は小学1年生の漢字を扱い、3級で中学生全体の漢字を扱います。公立高校入試のことを考えると、10級から3級までの内容を練習できると申し分ないです。
現在の神奈川県入試では、漢検などの検定資格を取得していても有利になるということはありません(私立高校では、有利になる学校もあります)。ですから、検定試験に合格するために練習をする必要はありません。ですが、問題の質はとても良いので、練習として取り組むことはおすすめです。もちろん、実際に検定試験に合格して資格を取得出来たら、たいへんすばらしいです。
10級から3級までのどの級の問題から取り組むべきかは、悩むところだと思います。実際に各級の問題を見て判断をした方が良いですが、できるなら10級から取り掛かってみてください。本当に重要な基礎が詰まっているので、時間との相談となりますが、10級からのやり直しが可能ならそれが1番良いです。
話をまとめます。
・神奈川県の入試問題は、国語以外の教科でも読解力が必要となる。 ・読解力に不安があるのは、漢字の知識が十分でない可能性がある。 ・漢字の練習には漢字検定の問題を使うのが1番良い。 ・漢字検定の問題は、10級から3級までが高校入試で必要な範囲。 |