定期テストの分析をしよう!
こんにちは講師のたかえもんです。定期テスト真っ最中です。早くに終わった学校もありますが、ほとんどの中学は今週です。定期テストがこれからの生徒は、前回お伝えしたように「間違えた問題の解き直し」を徹底しましょう!
さて今回は、「定期テストが終わった後にテストの分析をしよう!」ということをお伝えします。
定期テストが終わったら、テストの解き直しをしない人は多いです。テスト勉強をずっとしていたのですから、解放されたいという気持ちはいやというほどわかります。ですが、それは非常にもったいないです。
テストで間違えた問題を解き直すのは、自分の失敗を正面から見つめることなのでつらいです。しかし間違えた問題の解き直しは、とても実力の付く勉強法です。今後テスト範囲の内容を絶対に触れることがないなら、解き直しはしなくてもいいです。ですが、次の定期テストで復習問題としてもう一度出題される可能性はありますし、何より入試で出るかもしれません。特に3年生は、入試問題の多くは3年生の内容から出題されます。ですから解き直しがとても重要です。
こういった理由があるので、定期テスト解き直しは必ずしましょう!
さて、今回の本題に入ります。今回の本題は「テストの分析」です。
「テストの分析」。
どんなことをするのでしょうか?また、それがどうして大切なのかピンとこない人も多いと思います。なので、順を追って説明します。
まず、「テストの分析とは何なのか」についてお話します。
「テストの分析」とは、返却されたテストの問題用紙を見て「出題の傾向を調べることです」。
「この問題はワークの問題そのままだ!」「こっちの問題は教科書の章末問題を少し変えた問題だったのか。」「これは教科書の例題がそのままだった!」とこのように、テストの問題が何をもとに作られているのか、どういった所から多く出題されているのかを教科書やワーク、授業で配られたプリントと照らし合わせする作業が「テストの分析」です。
教科書やワーク、授業で配られたプリントと定期テストの問題を見比べることが「テストの分析」ですが、それをすることでどんなプラスがあるのでしょうか?
中学校の定期テストは小学校のテストとは違い、学校の先生の手作りです。そのため、定期テストには作成した先生の、癖や傾向がある場合があります。それを見抜けると、次の定期テストに有利な状況で望むことができます。だから定期テストが終わった後に、「テストの分析」をすることが大切なのです。
しかしそうは言っても、定期テストを作成する先生の傾向を読むことに抵抗がある人もいるかもしれません。
傾向を読むというのは対人競技で、「人読み」や「対人メタ」と言われるものです。それって、その場でしか通用しない付け焼刃に感じられますよね。
「どんな問題が出されても、それに対応できるように実力を高めることこそが勉強の本道である」という考えはまったくもって正しいです。それが可能ならばそうするに越したことはありません。
ですが実際には時間に追われ、そんなふうに全方位に備える余裕がない人も多くいます。そういう場合に有効なのが、出題傾向をつかむことです。
実は「出題傾向をつかむ」ということは、様々な検定試験で有効な勉強法です。と言いますか、何かしらの資格試験を受ける大人はみんなこれをやっています。そう、大人はこれをやっているのです。ですから、ためらう必要はありません。
大人になると、より限られた時間で結果を出すことが必要になります。そこでだれもが当然のように行っているのが「過去に出題された問題を分析し、傾向を把握すること」です。それを学生のうちから前もって身に付けて悪いことはありません。
話をまとめます。
・定期テストが返却されたら「テストの分析」をしよう! ・「テストの分析」とは、教科書やワーク、授業で配られたプリントと定期テストの問題を見比べて出 題の傾向をつかむこと。 ・この分析能力は、大人が受けるような検定試験でも効果を発揮する。 |
このように、テストの分析は大人になっても有効なので必ずしましょう!