新中学3年生は受験勉強をどうすればいいの?③
こんにちは講師のたかえもんです。今回は「入試のリスニングを解くにはどうすればいいのか」についてお伝えします。
神奈川県高校入試のリスニング問題は、中学2年生で習う文法しか出てきません。そのため、新しく3年生になる人は今の時期からリスニングの対策を始められます。
さて、今からリスニング対策を始められると言っても、具体的にはどのように取り組めば良いのでしょうか?
まずは、いきなり入試過去問のリスニングを解きましょう。事前準備はいりません。いきなり音声を聞いて過去問を解きましょう。
まったく準備をしていない状態なのですから、あまり正解できないと思います。ですが、それで大丈夫です。まずは入試のリスニング問題がどういう形式で、何分くらいかかるのかを体験することが大切です。
いきなりリスニング問題を解いてみたら、次に放送原稿(スクリプト)を読みましょう。放送原稿(スクリプト)とは、問題で流れた音声を文字にしたものです。放送原稿(スクリプト)を読んだら、読んだ放送原稿(スクリプト)を見ながらもう一度問題を解きましょう。この時は音声を聞かなくて大丈夫です。放送原稿(スクリプト)に書かれた英文だけを見て問題を解いてください。
放送原稿(スクリプト)を見て問題に正解できれば、リスニング問題を解くのに必要な文法や単語を理解できています。もし放送原稿(スクリプト)を見ても問題に正解できない場合は、残念ながらまだリスニング問題に取り掛かる段階に達していません。すぐに文法や単語の復習に取り掛かる必要があります。
放送原稿(スクリプト)を見て問題に正解できた人は、あとは英語を聞き取る力を手に入れるだけです。ゴールはすぐそこです。
英語を聞き取る力を手に入れるにあたって、重要なのは「正確な発音をできるのか?」という点です。自分が発音できないものは、聞き取ることができません。リスニングで要求されるのは英語を聞き取る力ですが、それを手に入れるためには正確な発音の練習が必要です。
では、具体的にはどのように練習すればいいのでしょうか?
いわゆるシャドーイングと呼ばれるものをしましょう。これは、リスニングを聞いて、真似をすることです。
何か曲を覚えるときに、歌手の真似をして歌いますよね。それと同じことをリスニングでもするのです。
曲を覚えるときには、何十回と歌手の真似をして歌います。リスニングもそれと同じで、お手本と同じように発音できるまで何十回と繰り返し練習をしてください。これを実行すると、リスニングを聞き取ることができるようになります。
まとめます。
今からできるリスニング対策
・入試過去問のリスニング問題を解く。 ・放送原稿(スクリプト)を見てもう一度解く。 ・ リスニングを聞いて発音をそっくりまねするシャドーイングをする。 |
以上のことをこの手順通り実行できると、入試のリスニング対策になります。
英語は地道な積み重ねの教科です。裏を返すと、本番のテスト直前になって慌てて取り組んでも点数が上がりにくい教科ということです。今から受験に向けた対策ができると、受験本番で有利な状態を作れます。入試の英語に不安を抱えている人ほど、この時期からリスニングや長文の対策に取り組みましょう!