過去問の解き直しと「復習ノート」

こんにちは講師のたかえもんです。

新年になったと思ったらもう2月になります。本当に受験本番が近づいてきました。

前回は歴史の教科書を活用しようというお話をしました。今回は話を特定の科目に限定するのではなく、この時期の受験勉強は何をすると良いかについてお伝えします。

この時期にするべきことは、過去問をもう一度解き直してみることです。それも50分の試験時間をしっかりと計っての解き直しです。

過去問は実際に受験で出された問題です。最も実践的な問題集と言うことができます。それをスラスラ解けるようになることがとても大切です。

ですが以前に解いたことのある過去問であっても、時間が経つと解き方などを忘れてしまいます。以前は運が良くて正解できていた問題も、もう一度解き直してみると正解できないということもあるはずです。

あるいは、弱点の教科に力を入れすぎて基礎的な内容がうろ覚えになっている教科もあるかもしれません。

そういった問題点を洗い出すためにも、もう一度過去問を解き直してみることが大切です。

一度解いた問題なのですから、出来るならば満点や9割を取りたいところです。とは言え、あまりにも難しくて正解する必要のない問題などもありますから、それらは解けなくても大丈夫です。

過去問の解き直しをすることで大切なのは、間違えた問題の徹底的な復習です。何が原因で間違えたのか。どうすれば解けるようになるのか。これらを分析することが重要です。

そして、徹底的な復習をした後にオススメなのが「復習ノート」を作ることです。

「復習ノート」とは、ノートの左ページに間違えた問題を写し右のページにその解答と解説を書いたノートです。当然ながら、ノートは見開きで使います。

このようにして作った「復習ノート」があれば、間違えた問題だけを効率よく何度も復習することができます。

間違えた問題というのは何回も間違える問題です。それを復習することは実力向上に効果があります。

ですが、間違えた問題というのは様々な問題集やプリントに分散しています。いざ間違えた問題を復習しようと思っても、何種類もある問題集やプリントから探し出さないといけません。これはわずらわしいです。

そこで最初から一冊のノートに間違えた問題を集約しておけば、そのわずらわしさから解放されます。そのノートを見るだけでピンポイントに弱点を補強できるのですから、あれこれと問題集やプリントを探さなくて済みます。

あと2週間で入試本番です。それまでに過去問を解き直して「復習ノート」をしっかり作りましょう。そして作った「復習ノート」で何度も解き直しをしましょう。このことが実行できれば、最後の最後で伸びます!