新中学3年生は受験勉強をどうすればいいの?⑦理科
こんにちは講師のたかえもんです。前回までは今からできる英語と国語の高校入試対策についてお伝えしてきました。今回は、「今の時期の理科入試対策」についてお伝えします。
まず理科についてです。
公立高校入試の理科は、中学3年で習う内容が100点中47点も出題されます。したがって、中学3年の内容を理解することが最も重要となります。1年生と2年生の内容も大切ですが、この時期は何よりもまずは3年生の内容を理解するようにしましょう。
では、具体的にはどういうことをすれば良いのでしょうか?それは、学校の授業をしっかり受けて定期テストなどを頑張り、成績を良くすることです。
3年生の成績は、内申点として2倍に換算されます。神奈川県公立高校入試は、本番一発勝負の学力検査だけで合否が決まるわけではありません。2年生の最終成績と、3年生の11月の成績を2倍した内申点も合否に関係します。
3年生になると、どうしても学力検査にばかり気になってしまいます。しかし、今の時期で一番意識しないといけないのは内申点です。内申点が足りないと学力検査でものすごく頑張らないといけなくなってしまいます。逆に、内申点を高いと、学力検査で多少失敗しても合格できます。3年生の成績はこれから付けられますので、今の時期は学力検査よりも内申点を意識しましょう。
そういう意味では、理科において3年生の内申点を良くするように頑張るというのは、無駄のない効率的な頑張りです。内申対策になると同時に、学力検査で最も配点の多い内容の対策にもなるからです。
ではより具体的に、理科の成績はどのように頑張ると向上するのでしょうか?
学校の成績は授業姿勢なども評価されるので、定期テストの点が良ければ成績が上がるということにはなりません。ですが、話を授業姿勢にまで広げてしまうと収集がつかなくなってしまうので、今回は話を定期テストにしぼります。
理科の定期テスト対策として第一に実行してほしいのが、学校のワークを最低3周することです。これは理科に限った話ではありませんが、学校のワークを何度も解いて試験範囲を完璧にすることが最も効果的な試験勉強です。というのも、定期テストでは学校のワークの問題やそれを改変した問題が出たりするので、学校のワークを100%正解できる状態にすることが大切だからです。
学校のワークの問題を100%正解できる状態になるには、最低でも3周する必要があります。人によっては4周や5周などが必要になります。多くの人は、学校のワークの問題を1度解いて終わりにしていると思います。ですが、何度も解いて完璧に仕上げるということがとても大事です。
学校のワークを最低3周することができたら、次に取り組んでも欲しいのが教科書の章末問題です。ここからも定期テストの問題が出されることがあります。教科書の章末問題も最低3周しましょう。とにかく、基本は学校で扱う教材を完璧に仕上げることです。
学校のワークや教科書の章末問題以外に、問題プリントが配られる場合もあります。配られたら、そのプリントも学校のワークや教科書の章末問題と同じく最低3周しましょう。
繰り返しになりますが、一番重要なのは学校で渡される問題です。市販の問題集などがありますが、学校のワークや教科書の章末問題などが完璧に仕上がらないうちは手を付けない方が良いです。
話をまとめます。
・理科の学力検査問題は、半分近くが中3の内容 ・中3の学校の授業をしっかり受けて内申点対策をすることがこの時期は一番重要 ・定期テスト対策は、学校のワークや教科書の章末問題を最低3周することから始める |
次回は「今の時期の社会入試対策」についてお伝えします。