入試まであと1年
こんにちは講師のたかえもんです。
いよいよ2月14日水曜日に公立高校の入試(学力検査)が行われました。
今回から入試の面接がなくなるので、今年以降の受験生は内申点と学力検査の準備だけをすればよくなりました。(独自に面接を実施している高校もあります)
これまで実施されていた面接では、点数に差がつかないことが多く形骸化していた部分がありました。そのため費用の問題などが理由で廃止されました。それ自体は妥当でありながらも、「中学生が面接を早い時期から受ける」というのは良い経験になっていたので惜しくもあります。
さて気が早いように思われるかもしれませんが、現在の2年生は入試まであと1年を切ります。現在の2年生にとって入試は意外と近いのです。
そこで今回は入試対策を早くしようと思う新3年生に向けて、今年の受験生がいちばん苦しんでいたことをお伝えします。
受験(学力検査)は英・数・理・社・国の5教科を1日でテストします。その5教科で今年度の受験生が苦しんだ教科をランキング形式にすると以下のようになります。
1位 英語
2位 理科
3位 社会
4位 数学
5位 国語
とにかく英語に苦しんでいました。
英語で何に苦しんでいるかと言うと、単語です。
もちろん文法や長文にも苦しんでいましたが、単語でいちばん苦労していました。
というのもどんなに文法や長文の読解力があったとしても、単語が分からなければ正解することができないからです。
さらに神奈川県の英語は長文が異様に長く、配点も多いという特徴があります。
高校入試の英語で出てくる単語の全国平均は約3500語ですが、神奈川県では約5500語もあります。全国ナンバーワンです。
圧倒的な単語数に対処する力がないと入試のスタートラインに立てないのです。
文法に関する問題も神奈川県の入試には出ますが、配点は低いです。しかも入試に出てくる文法は3年生になって習うものが多いため、現時点ではあまり力を入れられません。
逆に単語は中学2年の段階で出てくるものが多いです。そのため今の時期からでも対策することができます。
さらに単語の練習はそのまま新学年の定期テスト対策にもつながります。最近の学校の定期テストは、実力問題として長文が出されることが増えています。そうした長文も単語の知識が不足していては解けません。
今から単語の練習をしっかりしておけば、こうした長文も怖くありません。これまで習った単語の復習をすることは受験対策になると同時に、定期テスト対策にもなるので一石二鳥です。
単語を覚えることは地道な反復練習の積み重ねですから、面白くありません。ですが今から頑張ることができれば、最終的なつらさは大きく軽減されます。
その逆に単語の練習を甘く見ていると、泣きを見ることになります。
今年の受験生は英語で本当に苦労していました。受験を1年後に控えている新3年生で、「受験で大変な思いをしたくない」と思う人はぜひとも単語の練習を頑張ってください。
その努力が最後に実を結びます。