高校入試・古文の解き方

こんにちは講師のたかえもんです。

今回は神奈川県公立入試の国語で出題される古文の解き方についてお伝えします。

古文は苦手意識を持っている人は多いと思いますが、幸いなことに入試の古文は選択問題しか出されません。しかも本文の内容を尋ねる問題だけが出され、文法や知識に関する問題は1つもありません。そのためしっかりと練習をすれば誰でも解けるようになります。

古文は

①過去問を解く

②解説にある現代語訳を見ながら解き直しをする

③本文を100回音読する

という手順を実行してください。

「①過去問を解く」は文字通り、まずは本番と同じように自力で問題を解いてみることです。わからないながらも真剣に解いてみることが大切です。

「②解説にある現代語訳を見ながら解き直しをする」は、間違えた問題の解き直しです。古文の入試問題で間違えてしまうのは、本文の内容が分からないときです。そのため解き直しをする際には現代語訳を読みましょう。現代語訳を読んで本文の内容をつかめたら、問題は意外と簡単に解くことができます。

「③本文を100回音読する」は、これが一番大切です。私たちは日本語を母国語とする人ばかりです。古文であっても日本語ですから、音読を繰り返すうちになんとなく古文の読み方がつかめるようになります。現代語訳で本文の内容を確認した後に、正確な音読を繰り返すと古文の文章に慣れる瞬間が訪れます。そうなれば古文は苦手な問題ではなく、得点源に変わります。古文への慣れを身に付けるために、音読に一生懸命取り組む必要があります。

音読と言うと、小学生みたいで抵抗があるかもしれません。ですが古文や英語などの言語の勉強には音読はたいへん効果的です。古文が苦手で困っている人はぜひとも音読をしましょう。最初のうちはたどたどしくても大丈夫です。繰り返していくうちスラスラ読めるようになり、何が書かれているのかわかるようになります。そうなるくらい音読をがんばりましょう。

神奈川県公立入試の古文は配点が16点です。この16点を取れるかどうかが受験の結果に大きな影響を与えます。古文が苦手で嫌いという人は多いですが、思い切ってお伝えした方法を行ってみてください。やってみたら意外とあっさりできるようになります。案ずるよりも産むが易し、古文ができなくてあれこれと悩んでいるのなら、ぜひともすぐに実行してください。