英語長文問題の解き方

こんにちは講師のたかえもんです。

公立高校入試まで60日を切り、いよいよ入試間近の時期になりました。

現在の神奈川県の入試は、英語の難易度が非常に高い傾向にあります。そこで今回は英語の長文についての勉強の仕方をお伝えします。

神奈川県入試の英語の特徴は何と言っても長文にあります。神奈川県入試の英語は全国で最も単語数の多い入試として知られています。とにかく文章の量が多いのです。

しかも配点が100点中40点と、全体の4割を占めています。これだけ配点が多いと「長文が苦手だから他の部分を頑張る」ということはできません。苦手でも向き合わないといけません。

では具体的にどう向き合うべきでしょうか。

①注に書いてある単語を見る

②問題文を読む

③登場人物ごとに印をつける

↑のテクニックを実行してみてください。これらのテクニックは長文を解く際にとても有効な補助となります。

「①注に書いてある単語を見る」とは、その長文に出てくる単語の意味が書かれている箇所を読むということです。なぜそんなことをするかというと、注に出てくる単語を見るだけで本文のテーマや何について書かれたものなのかをつかみ取れる場合があるからです。

初見の文章を読むのは脳に負担がかかります。何の内容について書かれているのかをつかむだけで一苦労です。ですが注を最初に見るだけで、その負担から解放されるかもしれません。

初見の文章を読むのはたいへんですが、どんな内容の文章なのかあらかじめわかっていると理解のしやすさが大きく変わります。

「②問題文を読む」とは、これもあらかじめ本文の内容をつかむことが目的です。その上で本文のどこに意識を向けるべきかについて、前もって把握することも意図しています。

いざ問題を解こうとすると、何度も本文と問題文を行ったり来たりすることになります。これはとても時間がかかります。先に出題のポイントを理解することでこうした時間のロスを減らすことができます。

「③登場人物ごとにマークをつける」とは、本文を読み始めてからの話です。

本文には登場人物が複数登場するものがあります。こういったパターンの文章は、誰が何を言ったかが混乱しやすいです。そこで使えるのが、登場人物ごとにマークを付けるというテクニックです。

これは難しい話ではありません。たとえばKenには○を、Kumiには□を、Tomには△を、というようにマークを決めてその登場人物が出てきたらマークを付けるだけです。

これだけで視認性が向上し、誰が何を言ったかを簡単に見分けることができるようになります。

以上英語の長文を読む際のテクニックについて紹介しました。これらのテクニックを実行してみると、長文を読む際の負担をだいぶ軽減することができます。

ただ長文を読む際にこれらのテクニック以上に重要なものがあります。それは単語の知識です。

どんなに読解力を持っていたとしても、意味がわからない単語ばかりでは読むことはできません。

単語の知識が不足している場合は、知識不足の解消が1番にするべきことです。これまでに取り組んでいた長文問題をもう一度見直して、そこで登場する単語をカードやシートにまとめましょう。

単語帳を最初のページから練習し直すよりも効率よく必要な単語の知識を身に付けることができるようになります。

急がば回れ、自分にとって必要なものは何なのかをしっかり分析しそれに取り組んでいきましょう。