内申点について⑥

こんにちは講師のたかえもんです。

これまでに「①授業中に手を挙げる」「②提出物の評価で最高評価を取る」「③授業態度を良くする」「④先生にアドバイスを求める」といった、「主体的に学習に取り組む態度」の評価を上げる具体的な行動についてお伝えしてきました。

これらの行動は英・数・国・理・社の主要5教科だけでなく、美術・音楽・保体・技家といった実技4教科にも効果があります。

今回は、手が回らないことの多い実技4教科に照準を絞った「主体的に学習に取り組む態度」の評価を上げる具体的な行動をお伝えしていきます。

❶準備片付けを毎回する

❷教室に一番最初に移動する

❸教え合う

前回までにお伝えしていた行動に加えて、↑の3点の行動が実行できると実技4教科の「主体的に学習に取り組む態度」の評価は上がります。

「❶準備片付けを毎回する」は特に体育に当てはまります。体育は運動が苦手なひとに不利な教科です。ですが、「主体的に学習に取り組む態度」という観点は運動の得手不得手に関係しません。運動が苦手なひとでもをねらえますし、逆に運動が得意なひとでもB評価に落ち着くということがあります。

授業の準備や片付けに取り組んでいる生徒を学校の先生はよく見ています。運動が得意なひとでも準備や片付けに参加していないと成績は伸び悩みます。反対に、運動が苦手なひとでも準備や片付けに毎回取り組めていると意外と成績が良かったりします。面倒ではありますが、体育に限らず準備や片付けがある教科はかならずそれに参加するようにしましょう。

「❷教室に一番最初に移動する」は意外と気づきにくい行動だったりします。教室移動は時間がかかり大変です。そのため、ついつい授業時間ギリギリに着席とするということをしがちです。

学校の先生からするとギリギリに来る生徒は目立ちますし、やる気が無いように見えます。

その反対に、毎回教室に一番乗りして机の上に教材を並べてる生徒はやる気があるように見えます。ただそれだけのことですが、こうした印象の違いは意外と成績に響いてくるものです。

「❸教え合う」は、これができたら大変効果的です。

苦手な教科についてはその教科が得意な友人にアドバイスをお願いし、逆に得意な教科については苦手な友人にアドバイスをするようにしましょう。

学校の先生にはとても意欲的に授業に取り組んでいるように感じられます。教えている方も教わっている方も主体的に学習に取り組んでいると評価されます。

とは言え、何の前振りもなしに教え合うのはなかなか難しいです。そのため、事前に「教え合うのって先生の評価が高くなるらしいよ」と友人と相談して同意を得ておくとやりやすいです。成績の向上はお互いのメリットになるので、ぜひとも了承を得るようにしましょう。

以上、実技4教科で有効な行動についてお伝えしましたが、これら3つの行動は主要5教科にも適用できるものもあります。主要5教科にも応用できそうなものはどんどん実行してみてください。