内申点について⑤

こんにちは講師のたかえもんです。

前回、「①授業中に手を挙げる」「②提出物の評価で最高評価を取る」「③授業態度を良くする」と

いった行動についてお伝えしましたが、今回お伝えする「④先生にアドバイスを求める」は最も重要な行動です。

とは言え、実際にはどういったアドバイスを学校の先生に求めれば良いのでしょうか?なかなか漠然としてイメージしづらいと思います。

そこでまず実行しやすいのが授業内容に関するアドバイスです。

「今日の授業で○○という内容を教わったのですが、うまく飲み込めなくてもう一度教えて欲しいのですが」「前回の授業で○○という内容を教わりましたが、復習してもやり方が分からなくなりました。もう一度教えてくれませんか」

こういった質問を授業の後や休憩時間にしてみてください。

最初のうちは「こんなことも分からないのか」とか「授業でやったことを全然聞いてない」と怒られるかもしれないと、ためらう気持ちが強いと思います。

ですが、学校の先生は教えることが基本的に好きです。生徒の方から積極的に質問に来られて悪い気はしません。「ああ、この子は理解しようと頑張っているんだな」としっかり評価してくれます。

とにかく最初の一歩を踏み出すことが大切です。一度質問をしてみると2回目3回目…と抵抗感が薄れて質問できるようになります。

そして、先生との距離が詰められるようになり、その先生のことが好きになってくるかもしれません。そうすれば、その教科へのモチベーションが高まります。

また逆に先生の方も、質問に来てくれる生徒への好感度が上がるということがよくあります。そうなると「主体的に学習に取り組む態度」の評価も高まりやすくなります。

ところで、授業内容に関する質問以上に重要な質問があります。それは「どうすればこの教科の成績が上がりますか?」という質問です。

核心を突くストレートな質問なため、「そんなこと聞いて良いの?」と疑問を持つ人は多いと思います。ですが、大丈夫です。こうした質問はしても良いのです。

学校の先生は成績の付け方について説明する責任を負っています。そのため、よっぽどの先生でなければ生徒から成績の上げ方について質問されたときにきっちり説明してくれます。

ただ、その際の質問の仕方には注意が必要です。

「どうしたら成績が上がりますか?」と質問するだけでは言葉が足りません。

「○○高校を志望しているのですが、このままだと内申点が足りません。○○にどうしても行きたいので、この教科の成績を上げるにはどうしたら良いかアドバイスをお願いできませんか」と、このように質問するのがベストです。

どうして成績を上げたいのか、その理由と熱意を先生に伝えることが大切です。これらが先生に伝われば、問題のある先生でなければ具体的な成績を上げるポイントを教えてくれます。

このように先生にアドバイスを求め、それを実行し「①授業中に手を挙げる」「②提出物の評価で最高評価を取る」「③授業態度を良くする」といった行動を実行できれば、かならず成績は上がります。