【高校入試・国語】選択問題の解き方<その2>

こんにちは講師のたかえもんです。前回は入試国語の選択問題の解き方についてお伝えしました。今回は、入試の選択問題はそもそもどういった目的で作られているのについてお伝えします。

入試問題は受験生の能力や学力を測るために存在します。たとえば、数学の計算問題は計算能力を測るためにありますし、英語の文法問題は文法の知識を測るためにあります。理科や数学の問題も同じです。

では、国語の選択問題は何の力を測るためにあるのでしょうか?

多くの人は「出題された文章を理解できているかを測るため」と考えるでしょう。その考えでほぼ合っています。しかし、「ほぼ」です。文句なしに合っているのではありません。

「出題された文章を(自分の感想や意見を交えず)正確に理解できているかを測るため」。これが国語の選択問題が測ろうとする力なのです。

私たちが文章を読む時、感情移入をしたり自分の意見をはさんだりします。「うんうん、わかるわかる」と思ったり、「いや、全然そう思わないんだけど」などと反発しながら読むはずです。それがふつうの読み方であり、普段の読書ではむしろこのようにして読まないといけません。学校でもそう教わるはずです。

ですが、入試の選択問題はそうではありません。自分の感想や意見を抱く前の段階、文章を読むいちばん基本の段階が問われるのです。本文の内容を正確に把握できているのかが聞かれるのです。

文章を読んでどんな感想や意見を持つのかは自由です。けれども、文章の内容を正確に把握できていなければ、自由に抱いた感想や意見は見当はずれのものになってしまいます。

だから、入試の選択問題は本文の正確な理解を問うてきます。それができないと文章を読んでも実りがないからです。正確な内容把握ができていない状態で抱く感想や意見は、妄想や曲解でしかありません。

そうなっては大変なので、入試の選択問題は正確な本文理解ができているかをテストするのです。

前回、選択問題は「本文にない内容の選択肢は選んではいけない」と言いましたがその理由もここにあります。本文の正確な内容把握がテストされている以上、本文にない内容が書かれている選択肢は間違いとなります。逆に、本文に書かれている内容から外れていない選択肢だけが正解となるのです。

とはいえ、一発で正解の選択肢を見つけるのはしんどいです。試験である以上全員に満点は与えられません。迷わせたり間違わせようとする選択肢が当然出てきます。そんな中、一直線に正解を選ぶのは簡単ではありません。

そこで役に立つのが、前回お伝えした消去法です。選択肢を本文と照らし合わせて、本文にない内容の選択肢を選ばずに消去し、最後に残った選択肢を選ぶという方法です。

この方法を徹底できれば、本番の入試でも選択問題を全問正解できます。ぜひとも選択問題は消去法を徹底してください。かならず結果がついてきます。