高校入試の過去問を使って得点をアップする方法
今回は、塾に通っていても通っていなくても使える、過去問を使った勉強法についてお話しします。
まず、タイマーなどで制限時間を測り、過去問を解いて自分で採点します。
大切なのはこのあとです。
解きっぱなしでは実力はつきません。
間違えた問題、出来なかった問題に印をつけ、解き直しをします。
単純に言って、印をつけた問題と同じような問題が次から出来るようになれば、学力が上がったことになります。
そのために、さらに細かく印をつける方法を紹介いたします。
それぞれの問題について、次の3つのポイントを考えてみます。
・よく出る問題
・勉強すれば出来そうな問題
・配点が高い問題
「よく出る問題」とは、出題頻度が高い種類の問題のことです。
入試では過去に出た問題と全く同じ問題が出ることは稀ですが、似たような種類問題はあります。
数年分の過去問をじっくりと調べればわかります。
「勉強すれば出来そうな問題」とは、ちょっとしたミスで落とした問題や覚えればすぐに出来そうな単純な問題も含みます。
ただ、出来そうな気がしない問題の中にも、頑張れば意外と短期間で出来るようになる問題もあります。
これは自分で見極めるのは難しいので学校や塾の先生などに聞いてみてください。
「配点が高い問題」は言うまでもなく、1問の点数が高い問題です。
特に記述問題の多くがこれにあたります。記述問題は苦手だから飛ばす人もいますが、これはもったいないです。
少しでも書けば部分点がもらえる可能性があるので、分からないなりにも文字を埋める癖をつけましょう。
以上3つのポイントのうち、いくつ当てはまるかを考え、出来なかった問題に☆をつけていきます。
1つ当てはまる場合は☆
2つ当てはまる場合は☆☆
3つ当てはまる場合は☆☆☆
というように。
そして、星の多い順に優先的に解き直しをやります。
もちろん、分からない問題を闇雲に解き直しても出来るわけはありません。
なのでまずは過去問の解説を読みましょう(解説の詳しい過去問集を買うことをお勧めします)。そして必要に応じて教科書や参考書で調べましょう。
もちろん、学校や塾の先生に質問するのもありです。
さらに、類似問題を探してきて練習を積んでいきます。
類似問題に関しては、自分一人で探すのが難しければ、学校や塾の先生などに協力してもらいましょう。
このように、優先順位の高いものから手をつけて攻略していく、という方法は人生のいろんな場面で役に立ちます。
高校合格以上に価値のあるスキルなので、ぜひ身につけてください。