暗記が苦手とか関係ない、超シンプル暗記法
世の中には「記憶術」とか「暗記法」みたいなものは山ほどありますし、私自身いろいろ試したことはありますが、結局続くのはシンプルなやり方です。
今回は、暗記法の基本の基本についてお伝えします。
暗記の仕方で悩んでいる方はよく読んで実践してください。
長年の指導の結果、暗記が苦手な生徒さんは、次のどちらか、あるいは両方の特徴を持っていることが判明しています。
①覚えられない、と思っている。
②覚えたつもりになっている。
なので、暗記の仕方は次のように指導することになります。
①「覚えられない、と思っている」生徒さんに対しては、覚えるものを「小分けにする」ということを教えます。
20個の単語を一気に覚えるのが大変なら、まずは5個。
それでも無理なら3個。それでも無理なら1個。
「これくらいなら覚えられる」という気持ちになれるくらいの量に調整して確実に覚え、自信をつけることが重要です。
小分けにして少しずつ覚え、最後にまとめて確かめるのもよし、
最初は1個だけ、次に2個、3個と少しずつ積み上げて数を増やしていくのもよし、です。
②「覚えたつもりになっている。」生徒さんに対しては、次の通り。
書いて終わり、読んで終わり、にしている生徒さんは、たいてい覚えていません。
当塾では、単語や漢字などの小テストを実施する際、家で必ず「自分テスト」をしてくるように指導しています。
「自分テスト」というのは、自分で答えを隠してテストをする、という、名前のまんまの方法です。
自分でテストをして自分で丸付けをし、間違えたら練習して、もう一度自分テスト。
満点を取るまでこれを繰り返します。
当塾では原則として、これをやってこないと小テストを受けることができません。
自分テストをしっかりやってきて不合格になる生徒はほとんどいません。
一度家でやって合格できているのですから、当たり前なのですが。
要するに、暗記のコツは「覚えるまでやる」。
超シンプルです。
塾長の私自身、定期テストも高校受験も大学受験もこれで乗り切ってきました。
もちろん、この先覚える量が半端なく増えてきたら別の工夫も必要にはなってきますが、
でも基本は「覚えるまで自分テスト」。
これに尽きます。