伸びる子と伸びない子の違い
私の塾に来ている生徒の中で、特に伸びている生徒の特徴を挙げてみましょう。
1) 負けず嫌い
これ、圧倒的1位です。「負けず嫌い」というのは、ふつう人に負けたくないということですが、それ以上に自分に負けたくないという意識が強いように感じます。
逆に、「この子、理解力もあるし、頭のキレもいいなあ」と思うような子でも、負けても気にならない子は、残念ながらあまり伸びていません。
自分の能力を過信しすぎているのが原因ではないかと、個人的には思っています。
2)環境が大事だということがわかっている
うちの塾では、通常の時間外でもどんどん自習しにくるように生徒たちに勧めています。
それで、定期テスト前や入試前などは教室がパンパンになるのですが、伸びる子はその中でも圧倒的に来る回数が多くて滞在時間も長く、テスト前以外にも、どんどんやってきます。
理由を聞くと「だって家じゃなかなかやれないから」と、大抵は答えてくれます。家だとどうしてもテレビやゲームなどの誘惑が多いから、あえて勉強せざるを得ない環境に身を置く、という心がけです。
自分を律するものは、意志力よりも環境だ
ということがわかっているのです。
3)変化を怖がらない
伸びる子も伸びない子も、どちらも勉強のやり方を聞いてきます。
どちらにも、できるだけ丁寧に具体的に教えます。
違うのは、そのあと。
伸びる子は、すぐにそれを実践します。そして、ほどなくその成果を教えてくれます。
伸びない子は、なんだかんだ理由をつけて結局はやりません。「やらない理由」を探すのがうまいんですねえ。そして後日、また別の勉強のやり方を知りたがります。
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書いていて気づいてしまいました。
これ、大人もまったく同じだな、と。