新中学3年生は受験勉強をどうすればいいの?
こんにちは講師のたかえもんです。今回は、「新中学3年生は受験勉強をどうすればいいの?」という質問があったので、それにお答えします。
まず大前提として、学校の成績を1つでも上げることがたいへん重要です。神奈川県の高校入試は、学校の成績が合否に関係します。学校の成績が良ければ、本番のテストで多少失敗しても合格出来ます。逆に学校の成績が悪すぎると、本番のテストで満点近い高得点を取らないと合格できないということもあります。したがって、まずは学校の成績を上げることを頑張るべきです。
また、学校の成績を上げる努力をすることは、自然と受験勉強にもなります。というのも、受験問題はどの教科も、3年生の内容から多く出題されるからです。学校の成績を上げるためには、学校の授業を集中して聞き、小テストや定期テストで良い結果を出す必要があります。そうなるよう努力することは、受験でよく出される範囲の勉強にもなります。まさに一石二鳥です。
さて、学校の成績を上げることを頑張るとして、受験本番の学力検査に向けて具体的にどう勉強するかについての話をします。
受験本番は英数国理社の五教科ありますが、「英語と国語をできる限り早くに仕上げ、受験直前には英語と国語の勉強をしなくて済むようにする。受験直前は数学や理科、社会に十分な時間を確保して仕上げる。」というのが理想的な流れです。要は、英語と国語は今から準備できますし、準備すると受験勉強が楽になるということです。
国語はともかく、英語も今から準備できるというと驚く人が多いかもしれません。これには入試の英語がどういう配点になっているのかを知る必要があります。
今年の入試問題は神奈川県のホームページに掲載されていますので、まだ見たことがない人は見てください。↓がそのURLです。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/gakuryokukensa/r7.html
英語の入試問題で注目してほしいのは、長文とリスニングです。
神奈川県の英語は長文が全国で一二を争うほど長く、配点も100点中40点と多いです。そのため、長文をどれだけ正解できるかが大きなポイントになります。うんざりするほど単語数が多いですが、単語の意味さえ分かれば何が書いてあるか理解できる問題も多くあります。
したがって、単語をたくさん覚えることが重要で、それは今からできることです。中3の文法を習っていなくても、入試英語で一番大変な長文の対策は今から始められるのです。
リスニングもそうです。入試のリスニングは21点の配点ですが、放送原稿(スクリプト)を見ると、中学2年生までに習う文法しか使われていません。つまり、受験のリスニングも今から対策ができるのです。
話が長くなってしまったので、まとめます。
来年の高校受験に向けて、以下の順位を考えて実行することが大切です。
①3年生の成績を1つでも高くする。そのために授業に集中する。
②英語と国語を受験直前には対策する必要がないほどに鍛える。
③受験直前には数学理科社会を頑張る。
次回は、「入試英語の長文を解けるようになるにはどうすればいいのか」についてお伝えします。