神奈川県公立高校入試の傾向

こんにちは講師のたかえもんです。

神奈川県公立高校入試が終わりました。

そこで今回は、2月17日に実施された入試問題の傾向について見ていきます。

数学

出題の傾向は、これまでと大きくは変わりません。

計算問題を落とさず、問1と問2の問題に全問正解する力が重要です。

3年生で習う内容がとても多く出題されますが、少しずつ1年生や2年生の内容からの出題が増えてきています。

とは言え、3年生の内容が一番多く出題されていることに変わりはありませんので、3年生でこれから習う内容の重要度は依然として高いです。

英語

基本的な出題傾向は変わりませんが、並び替え問題の配点が4点から3点に減るなど、細かい変化は多いです。

特に、文法の理解を尋ねる問題が増えたため、文法知識の基礎固めの重要性が少し増しています。

とは言え、基本的には長文問題が全体の4割という大きな割合を占めていることに変わりはありません。

英語の長文をどれだけ取れるかが、入試英語の一番の課題です。

また、リスニングのスピードが上がったようです。

リスニングの練習に慣れてきたら、話すスピードを少し上げてリスニング問題を復習する必要性が出てきました。

国語

すべての受験科目の中で、一番出題傾向に変化が無かったのが国語です。

記述問題がほぼなく、選択問題ばかりです。

選択問題は、本文の内容を正確に把握できているかを問うものばかりです。

先入観なくフラットな視点で本文を読むことができれば、正解することができる問題が多いです。

本文に書いてないことを読み込まないよう気を付けることができれば、高得点を狙うことができます。

理科

今年の問題の配点を学年別に見ると次のようでした。

1年生分野18点、2年生分野41点、3年生分野41点。

明らかに、2年生と3年生の分野の配点が高く、1年生の分野は少ないです。

ここまで露骨に1年生分野の配点が少ないのは、今までにない傾向です。

問題の難しさとしては、テクニックで解ける問題は少なく、根本的な理解を問われる問題が多かったです。

理科という科目の性質上、覚えないといけないものが多いですが、ただの丸暗記では解けない問題が多いです。

「どうしてそうなるか」をきちんと理解して、記憶をする重要性が高まっていると言えます。

社会

地理、歴史、公民別に配点を見ると次のようでした。

地理分野35点、歴史分野33点、公民分野32点。

少し地理分野の配点が多いですが、どの分野の配点もほぼ同じくらいなのは例年と変わりません。

問題の傾向としてはいくつか新しいものが見られました。

まず地理分野ですが、問1では世界の地理、問2では日本国内の地理というように、世界地理と日本地理がくっきり分かれて出題されるようになりました。配点では、世界地理が22点、日本地理が13点と世界地理の配点が多いです。

次に歴史分野ですが、全体的に日本国内の歴史より世界の歴史を訊く問題が増えてきています。

日本の歴史と世界の歴史がどう結びついているかを尋ねる問題が多いです。

最後に公民分野ですが、図表を読み取る問題が増えています。基礎的な知識が身についているうえで、初見の資料をきちんと読みとる力が要求されています。

全体的には、世界に目を向けた問題が増えています。日本国内の知識ももちろん重要ですが、それを踏まえた上で世界についての知識も要求されるようになっています。

どの教科も、出題傾向が大きく変わった教科はありませんでした。

しかし、表面的な丸暗記では解けない問題が増えてきているように感じられます。

「どうしてそうなるのか」という根本的な原理の理解がとても重要な問題が増えています。

もちろん、何事も先ずは暗記から始まります。そこが越えられないと次には行けません。

そのうえで、理解の伴った知識になるよう磨きをかける重要性が増しています。

これから受験に向かう現中学2年生や1年生の皆さんは、いろいろお伝えしましたが、先ずは目の前の勉強に全力を尽くすことが一番の受験対策になります。

2年生からの学校の成績が入試に反映されるようになります。

学校の成績を取ることが、公立高校受験では大切です。

そして、学校の成績を取るためにがんばることは、そのまま学力検査対策にもなります。

新3年生は入試まであと1年を、新2年生はあと2年を切っています。

焦る必要はないですが、今からの行動がこれからを大きく左右する時期です。

そのことを踏まえて、これからの受験までの日々を悔いなく駆け抜けていってください!