受験お疲れさま!

こんにちは講師のたかえもんです。ついに高校入試が終わりました。受験生の皆さんは本当にお疲れさまでした!

こんなに長期間、勉強のプレッシャーにさらされる日々を過ごすなんてことは経験したことがないと思います。まずはゆっくり休んで、受験のストレスを存分に解消してください。

受験が終わったこの時期は、やりたいことを思いっきり楽しんでください。しかし同時に、遊びすぎて中学生の基本的な勉強内容を記憶から消さないように気をつけてください。

多くの高校では、入学前に宿題が出されます。大体は英数国理社の5教科の復習問題が渡されます。中学生の勉強内容がすっかり抜け落ちてしまうと、解き終わるのに時間がかかり過ぎて楽しい自由時間が削られてしまいます。

また、高校の授業でも大変な思いをします。高校の授業は、中学生の勉強内容が身に付いていることが前提で進みます。そのため、中学生の内容が抜けていると最初の授業からついていけなくなります。高校生活は中学校の時よりも忙しいです。高校生になってから中学生の復習をしようと思っても、時間の取れないことが多いです。

さらに、大学に進学を考えている人は、指定校推薦という制度を利用できなくなる可能性があります。かつての大学受験は、高校の成績が関係しない一般受験という制度が主流でした。どんなに高校の成績が悪くても、本番のテスト結果が良ければそれで合格するという制度です。しかし現在では、この制度を利用して大学に進学する人は47.9%と5割を切っています。学校推薦型選抜や総合型選抜(AO入試)という、高校の成績が関係する入試制度を利用することが現在の大学受験の主流となっています。学校推薦型選抜や総合型選抜では、高校に入学した最初の成績から参照されます。中学の時とは違い、第2学年からではありません。高校入学直後からの成績です!そのため、高校の授業は最初の授業から集中して望まないといけません。悠長に構えていると、 学校推薦型選抜や総合型選抜を利用するのが難しいという状況に陥ってしまうことがあります。

いずれにしても、せっかく頑張って身に付けた中学生の勉強内容を記憶から消し去らないようにしましょう。とは言え、受験勉強のときのように追い込みをかけた勉強は必要ありません。記憶をつなぎとめる程度の復習をすればOKです。この時期はやりたいことを堪能しながら、高校生になって困らない程度に復習をしましょう!