社会や理科の教科書を読もう!
こんにちは講師のたかえもんです。もうすぐ1月が終わります。新年になったと思ったら、もう1カ月が過ぎ、2月になりますね。受験生にとっては大詰めを迎える時期です。
さて、今回は「本番のテストが近づいてきた時期だからこそ、社会や理科の教科書をしっかり読もう」というお話をします。
社会や理科の教科書に限った話ではないのですが、学校の教科書って読みにくいです。
読んでいて楽しくありませんし、テストの点がすぐに上がるわけでもありません。問題集の説明や解説の方がコンパクトにまとまっていて、教科書よりもはるかに分かりやすいです。
では、なぜそんな教科書を「しっかり読もう」と伝えようとしているかと言うと、教科書は「勉強をしている人の理解を向上させるもの」だからです。
教科書には重要な情報が載っていますが、何が重要なのかを把握するにはある程度その教科の内容が理解できていないといけません。矛盾するようですが、教科書の内容をしっかり理解するには、教科書の内容をある程度理解していることが前提となっています。
そのため、何も理解できていない状態で教科書を読んでも、重要なポイントがわからず、成績向上に結びつかないことが多いです。
例えば、体を鍛えるトレーニングで考えてみましょう。体を鍛えるトレーニングをしようとして、トレーニング法が書かれた本(=教科書)を買ったとします。まったくトレーニングについての知識が無い人が、その本を読み通すことはできるでしょうか?もし読み通すことができたとしても、その人は体を鍛えるトレーニングを効果的に実践できるでしょうか?普通はできません。トレーニングについて知識のある人からアドバイスや指導を受ける方が飲み込みが早いですし、効果的です。そして、ある程度トレーニングを実践してから、トレーニングについて書かれた本(=教科書)を読むと、書かれている内容をよく理解できるようになります。
これと同じことが学校の教科書についても言えます。本番のテストに向けて、勉強をある程度頑張ってから教科書を読むと、勉強してきた内容の理解を深めることができます。
難しい試験では、深い理解が要求されます。ある程度の点数までは、試験の範囲をまんべんなく勉強することで獲得できます。
しかし、ある程度以上の高得点を目指す場合、広く浅い理解だけでは不十分です。深い理解が必要です。なんとなくで理解していたものを、クリアなものに磨き上げる工程がさらに要求されます。
教科書をしっかり読むことで、曖昧な理解を明確な理解へとレベルアップすることができます。また、忘れかけていた内容の復習にもなるので、この時期だからこそ、教科書を読みましょう。特に、社会や理科は効果的です。
最後の最後まで諦めずに駆け抜けることができれば、まだまだ伸びます!