効果的な暗記の仕方
こんにちは講師のたかえもんです。神奈川県公立高校入試まであと1カ月を切りました。
この時期に特に力を入れるべき教科は、理科と社会です。この2教科は暗記が大切となる教科です。受験本番が近づいた今だからこそ、暗記に力を入れるのが最も効果的です。
とは言え、この2教科を苦手とする人は多いです。暗記が大切と言われても、すぐに覚えられたら苦労はしません。
そこで今回は、効果的な記憶方法についてお伝えします。
効果的な記憶方法として最近脚光を浴びているのが、アクティブリコールです。アクティブリコールについては去年の6月頃にもお伝えしましたが、受験本番が近くなってきたのでもう一度お伝えします。
アクティブリコールとは、「勉強したいことや覚えておきたいことを、自発的に思い出すことや記憶から呼び起こすこと」です。つまり、覚えたいと思うことを覚えるには、頻繁に覚えているかチェックすることが重要ということです。
興味のない事柄は全然覚えられないのに、興味のある事柄はすぐに覚えられる。こんな経験のある人は多いと思います。この現象について、アクティブリコールで説明がつきます。
興味のない事柄は、興味がないのですから思い返すことをほとんどしません。
逆に、興味のある事柄は、興味があるのでよく思い返します。だから、すぐに覚えられますし、忘れないのです。
覚えたいなら、何回も思い出す。これがアクティブリコールです。
アクティブリコールは机に向かう時だけでなく、ちょっとした時間でも実行できます。
例えば、登下校中やお風呂に入っているときなど、生活のすき間時間に「○○って覚えているかな?」と思い出そうとするのも立派なアクティブリコールです。
話をまとめます。
入試に備えて暗記を強化する場合、机に向かうだけではなく、すき間時間に自分が忘れていないか思い出そうとすることが重要です。自発的に思い出そうとすることが、何かを覚える際には一番効果的です。
受験本番まで時間が少なくなってきた今だからこそ、時間を有効に活用しましょう!