なぜワークを3回やるのか〜繰り返しは繰り返しじゃない
「ワークや問題集を3周以上繰り返そう!」という、実にシンプルな勉強法があります。
こういうと、拒否反応を起こす人も中にはいると思います。
同じことを繰り返すのは、退屈だからだと思います。
でも、実際は、その3周は同じことの繰り返しではない、ということを知っておいてもらいたい、ということでこの文章を書いています。
まず、1周目。
1周目は、余程の得意科目出ない限り、わからない問題も結構ある状態だと思います。
この場合、解き方は2通りあります。
一つは、「何にも見ないで、完全な実力で解く」。この方法は、ある程度内容を理解している科目や単元に向いています。よく分かっていないのにこの方法でやると、分からない問題だらけでどんどんモチベーションが下がってしまいます。
もう一つは、「分からない問題は、調べながら解く」です。暗記科目や暗記が中心の単元に関しては、この方法で解答欄は一応埋められます。
数学や理科の計算などの理解系の問題でも、ある程度自力で解くことはできるでしょう。それが無理なものは、もちろん先生などに質問するしかありません。
が、もちろんこれは、全然出来ている訳ではないので、勘違いしないように注意。2周目、3周目が本番となります。
はい、そして2周目。
これはもう完全に実力で解きましょう。やり方を調べたり覚えたりは1回目で終わらせておくのです。
そして厳密に丸付けを行います。先生や友達や親御さんなどに採点ミスをチェックしてもらうと、さらにOK。
で、3周目は総仕上げ。
目標は満点です。どうしても時間がないときは間違えた問題だけを解き直す、というのもありですが、基本は全部解いた方がいいです。
以上です。
これで、最低3回は解くことの必要性が分かっていただけたのではないでしょうか。
こう言う、当たり前のことをしっかり実践するかどうかで、結果は全く違ってきます。
あとは本当に、「やるか」」「やらないか」だけです。
確実にやるコツは、「やらざるを得ない環境に身を置く」つまり塾に入っている人は自習に行く、と言うことになります。