一見風変わりだけど実は脳科学的にも理にかなった暗記法

こんにちは、塾長の佐々木です。

コロナが予断を許さない状況ですが、各中学校の定期テストは予定通り実施のようなので、テスト対策に追われている日々です。

うちの塾は今のところ対面授業を続けていますが、いざとなれば(ならないことを祈りますが)いつでもオンライン授業に切り替える準備は出来ています。

さてさて。

最近、言語学者の溝江達英氏の昔の動画を見ていて、面白い勉強法が紹介されていたので、シェアしますね。

溝江氏ご自身が学生の時にやっていた、英単語の覚え方です。

「え?そんなところに書いちゃうの?」というものです。

単語のスペルを書く時に、彼はノートではなく、新聞に入っている広告チラシに書いていたそうです。

こう言うと、

「ああ、ノート代の節約のために、チラシの裏に書いてたのね。偉いね」

と、思う方が多いと思いますが(私もそうでした)、違うんです。

チラシの裏ではなく、表の面に書くんです。

「えーっ?」と思いますよね。

ここで逆に

「なるほど」

とピンときた人は、なかなかの記憶法マニア、と言っていいでしょう。

表に書くと言うことは、例えば洋服店のチラシであれば、そこに写っているモデルさんの顔の上に書いちゃうとか、スーパーのチラシであれば、お肉や野菜の上とか横とかに書いちゃうわけです。

これの何がいいかと言うと、背景と一緒に覚えた方が記憶に残りやすい、ということです。

感覚的には、ごちゃごちゃして覚えにくそうな感じがしますが、実際は違うようです。

「あー、あの単語はモデルの女の人の顔のところに書いてあったやつだ」

とか

「あれは、きゅうりの上に書いてたやつ」

みたいに思い出せるわけです。

溝江先生は、授業ノートをとるときも、先生の言った雑談もノートに書いていたそうです。

特にストーリー性のある面白い雑談であれば、

「あー、あの雑談の時に習ったあの公式ね」

と、セットで思い出せる、というわけです。

人によって向き不向きがあると思いますが、試してみる価値はありそうです。

では、また!