「読解力養成タイム」スタート!
当塾では、今月から全塾生が無料で受けられる「読解力養成タイム」がスタートしました。その名の通り、全ての教科の土台である読解力を養成するための時間です。通常授業の前か後の30分間に設けられています。
読解力養成タイムは、生徒さんの状況に合わせて、次の3つ段階を用意しています。基本的には①から順に進めてもらいます。
①「読書習慣の養成」
読書の習慣がない生徒さんには、この時間に読書をしてもらいます。自分で本を持って来てもいいですし、塾長や講師のおすすめ本を借りて読むこともできます。この段階では、自分の好きな分野に偏っていても構いません。まずは、集中して文章を読む習慣をつけることが目標です。
②「読解プリントの演習」
ある程度読めるようになったら、単なる国語の問題ではない、読解力養成のために厳選したプリントをひたすら解いて、力をつけてもらいます。基本的には、自学自習の形式で進めてもらいますが、どうしても分からない問題や納得のできない解答などがあれば講師に質問してください。ここでは、文章を論理的に読み解くことができる、ということが目標になります。
③「文章力の養成」
読書習慣ができ、ある程度論理的に文章を読むことが出来るようになったら、最終段階として自分でも文章が書けるようになってもらいます。毎回、出された課題についての文章を書いてもらいます。自分で文章が書けるようになることで、他人の文章をより深く文章を理解することが出来るようになります。最初は型通りの、物真似で構いません。いろんな文章を書き慣れることで、徐々に自分の色や個性が出てくるようになってきます。希望があれば、書いた文章の添削もいたします。
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スタートして約2週間が経ちました。今はまだ全員が第1段階の「読書習慣の養成」に取り組んでいます。時間になると、家から持ってきた本や当塾から貸し出した本を全員が読み始めます。30分というと、学校の朝読書よりだいぶ長い時間ですが、みんな集中して読んでいます。終了5分前には「読書メモ」という用紙に、読んだ本の簡単な感想や気に入った箇所の引用などを書いてもらっています。
まずは「本を読むのは楽しい」というポジティブな感情を脳に埋め込むのが目的なので、ジャンルは問いません。好きなもの、楽しく読めるものが最高です。最初は漫画でも構いません。読み慣れてきてから徐々に難易度の高いものにチャレンジするのはいいと思いますが、最初から背伸びをしすぎて、読書が嫌いになってしまったら逆効果です。
昨日は、うちの講師の一人も「僕も本を持ってきてこの時間に読もうかな」と言っていました。講師にも影響を与えるとは、予想外の効果でした!