ササキ塾の目玉講座「入試対策ゼミ」の歴史①

 当塾塾生のほとんどの中学校で、コロナによる休校のため第1回はなかったため、実質第1回の、第2定期テストが終わりました。

そして、毎年この時期になると、当塾では中3入試対策ゼミという一大イベントがスタートします。

 高校入試の直前まで約5ヶ月に渡って続くので、イベントと言っていいかどうか疑問ではありますが、ともかく我々スタッフにとっては、毎年やってくる「気合の入れ直し時期」であることは間違いありません。

 この入試対策ゼミ、毎年終わった後にしっかり反省し、その反省を次年度に活かしてリニューアルを続けてきました。今の形になるまでは様々な試行錯誤があった訳で、違う言い方をすると、「今年度が一番クオリティが高い!」ということになります。

 目的はもちろんただ一つ、「生徒さんたちに志望校に合格してもらうために、我々ができる最大限のサポートは何か」ということに尽きます。

 そのために、考えられる限りのことを毎年提供し、改良に改良を加え、今の形になりました。

 例えば、今は9月からスタートしていますが、かつては11月の、中3にとっては実質最後の第3回定期テストが終わった直後からスタートしていました。

 しかし、「それでは間に合わない」「基礎を復習する時間がない」ということが判明し、9月から10月までを「基礎編」とし、過去問演習に入る前の基礎固めをすることに決めました。この基礎編のやり方についても紆余曲折がありました。

 最初は数日間生徒に対して講義をしようと思ったのですが、それでは主要5教科の復習を全部するなんて、とても無理です。かと言って、この時期から毎週土曜日や日曜日に来てもらうとなると、負担感が多すぎて、過去問演習の時期には失速してしまうでしょう。しかも、まだ定期テストの対策もしなければいけないので、出来れば土日はそちらに使いたいのです。

 そこで、現在のようなプリントを使った自習スタイルの方法に切り替えることにしました。他の学年でしたら、自習スタイルはあまり機能しないと思いますが、中3の、しかも受験まであと5ヶ月という状態であれば大丈夫だろう、と踏んだわけです。

 プリント学習は、「通常の授業の前にやってもいいし、授業の後に残ってやってもいいよ」あるいは「授業のない平日に来てやってもいいよ」ということにしました。

 ところが、ここでもまた問題が発生しました。長くなったので、続きはまた…。