ササキ塾の目玉講座「入試対策ゼミ」の歴史②

 入試対策ゼミ「基礎編」は、自習形式のプリント学習です。通常授業の前後の時間や授業のない日に来てやってもらうことにしました。その時間は生徒の自主性にある程度任せていました。しかし、予想がつくと思いますが、このやり方だと、やる子はやる、やらない子はやらない、ということになってしまいました。

 で、翌年からは生徒自身にあらかじめ時間割を作ってもらい、プリント学習をする日時を決めてもらいました。そして、来なかった生徒の家に電話する、という強制自習スタイルに変えました。こんな言い方をすると何か怖そうですが、一度決めてしまえばスムーズに行くもので、特に揉めることもなく進行していきました。

 約1ヶ月かけて「基礎編」が終了すると、11月中旬までに実施最後の定期テストが終わり、そのあとは「実践編」が始まります。6ヶ年分の過去問と予想問題を毎週宿題として解いてきてもらい、毎週土曜日に解説を聞いて間違い直しをする、というスタイルになっています。

 しかし、昔は土曜日の授業時間内に過去問や予想問題を解くスタイルをとっていました。なので、解説する時間が少ししかなくて困りました。神奈川県の公立入試の難易度が上がってきた頃から、今のように問題を解くのは全部宿題にし、授業は解説の時間に当てる、という方式に切り替えました。

 そして今年も「入試対策ゼミ」の季節がやってきました。本日は「入試対策ゼミ・ガイダンス」と称して、入試に向けての心構えや具体的な勉強法について話をしました。たまたま自習に来ていた二人の高校1年生に頼んだところ、高校入試の体験談を話してくれました。 

 明日から本格的に「基礎編」がスタートします。我々講師陣も気合いを入れ直す時です!