「やるべきこと」と「やりたいこと」を両立させる方法

中3と一部の学校の中1・中2の定期テストが来週に控えています。

こういう時期は自分との戦いです。

テスト勉強という「やるべきこと」と「スマホをいじる」とか「ゲームをする」とか「アニメを見る」などの「やりたいこと」とのバランスをいかにうまくとるか、というのは非常に重要です。

「テスト前は好きなことを一切断つ」という力技のできるマッチョな人はいいのですが、誰もが真似できるわけではありません。

よほどやる気に満ち溢れている子の場合をは別として、好きなことを完全にやめると逆にストレスになり、かえってうまく行かないということもあります。

親が無理矢理スマホやゲームを取り上げてもうまく行かないのも同じ理由です。

そこで今回は「やるべきこと」と「やりたいこと」のバランスをとるためのアドバイスをいたします。

いたってシンプルな方法です。

それは、「やるべきこと」が終わったら「やりたいこと」をやる、ということです。

シンプル過ぎて意味不明かもしれないので、もうちょっと詳しく説明します。

多くの人がやってしまうのが、ゲームやテレビなどの「やりたいこと」を引き伸ばし、「あともうちょっと、あともうちょっとやったら勉強する」と自分に言い聞かせて、結局「やるべきこと」をやる時間がなくなる、というパターン。

なので、この順番を逆にしよう、と言っているわけです。

まず、「やるべきこと」を決めて、その後に「やりたいこと」をやっていい、というルールにするのです。

言い方を変えると、「やりたいこと」をご褒美にして頑張ろう、ということです。

「やるべきこと」の時間は、やる気や疲れ具合に応じて設定してください。

比較的やる気がある時は1時間くらい、普通なら30分くらい、かなりやる気が出ない時は5分か10分くらいが目安です。

タイマーをセットしておくといいでしょう。

また、「やりたいこと」の時間は長くなり過ぎないように気をつけてください。

慣れてきたら、「やるべきこと」を3つやったら「やりたいこと」を1つやっていい、などのように少しずつハードルを上げていってください。

これをやり続けると、「やるべきこと」の後に「やりたいこと」が来る、脳が思い込むようになるので、やる気モードに入りやすくなりますよ。

いわゆるドーパミンという脳内物質が出やすくなるのです。ドーパミンは、「これから楽しいことがあるぞ」という快楽への期待があると最も分泌されやすくなります。

こうなったらしめたものです。

「やるべきこと」が終わったら「やりたいこと」をやる

単純なようで、結構貴重なテクニックだと思いませんか?