予習型にしている明確な理由

当塾の中学生の授業は、予習型で進めています。

特に今の時期、中3の授業は、英語も数学もガンガン進めています。

今回は、当塾がなぜ予習型で授業を進めているのか、という理由についてお話しいたします。

個人塾や個別指導塾は学校の補習をしている、というイメージがあるかもしれません。

実際、当塾も立ち上げ当初の頃(20年以上前)は学校のペースに合わせていました。

学校で習ったところで分からないところを補う、文字通りの「補習塾」形式です。

勉強が苦手な子にとっては、そのほうが安心だし、理解しやすいだろう、と思っていたからです。

しかし、学校のペースに合わせていると、まずいことが起こることが分かりました。

定期テストの範囲が終わらない、終わったとしても復習する時間がない、ということです。

定期テストの範囲表は、たいていテスト10日前から早くて2週間前に配られます。

当然、その時に初めてテスト範囲が分かるのですが、驚くことに、まだ学校の授業で終わっていないところまでがテスト範囲になることが、非常に多いのです。

そして、実際にそのテスト範囲の授業が終わるのが、テスト2〜3日前、あるいは前日だったりすることもあります。

これ、いつ復習するの?」
という話です。

はっきり言って「もうちょっと余裕をもってテスト範囲を決めてあげてほしいなあ」と思います。

中学校の進め方がこんな感じなので、塾の授業が復習型の場合は次のようなことが起こります。

・テスト範囲を終わらせるので精一杯、あるいは終わらせることができない。

・前に習ったところを復習する時間もない

これではテストの点数が上がるわけはないのです。

なので当塾では、完全予習型にして出来るだけ先に進め、テスト2〜3週間前にはしっかりと復習する時間をとる、というスタイルにせざるを得ない、ということです。

このようなスタイルにすると、次のような利点があります。

・塾で予習する→学校で同じ単元を習う→テスト前にもう一度塾で復習する

同じ単元に少なくとも3回は触れることができるのです。

学校のペースに合わせた場合との学習効率の差は、歴然としています。

ちゃんと取り組んでいる子の成績が上がるのは、当然なのです。

ごくまれに、学校より先に進むことに躊躇するお子さんや保護者の方がいらっしゃいますが、以上のような事情を説明すると納得していただけます。

「予習型」というのは、成績を上げるための仕組みの一つです。

他にも「成績を上げるための仕組み」はいろいろあるのですが、おいおいお話していきますね。

P.S.

写真の上は、私が普段サイン代わりに使っているマーク(ササキのSを型どった顔)、下は意味がわかりません。私がマンボウに似ているのでしょうか?言われたことはないけど。私が教室にいない間にホワイトボードに書かれていたので、誰が描いたのが分かりませんが勝手に載せちゃいます(笑)