音読指導で勉強嫌いになる?
音読の重要性があちこちで言われています。
小学校の宿題として音読が出たりもしますね。
おうちでお子さんに音読指導する際に
タブーにしておいてほしいことがあります。
それは、
「つっかえるたびに責めること」
です。
音読指導に限らないのですが、
失敗した時に無闇に責めると苦手意識だけが増大します。
そして「音読大嫌い!」のお子さんが出来上がりです。
音読が嫌いになると黙読も嫌いになり
やがて勉強そのものが大嫌いになってしまいます。
そのようなことにならないように
つっかえたり、ちゃんと読めない箇所は
お母さん(お父さん)が例を示してあげてください。
つまり、音読してあげてください。
そして、それをそっくりそのまま真似をする、
という「追い読み」をさせてあげれば十分です。
これを根気よく繰り返していくのが最も効果的です。
音読でつっかえる原因としては
単に練習不足、という場合もありますが、
そうでない場合の方が多いのです。
一番よくあるのが
そもそもその言葉を目や耳にしたことがない、
あるいは目や耳にした記憶がない、
というものです。
これは、お子さんのせいではありませんよね?
人生経験がまだまだ少ない、
というだけなのです。
お子さんが、大人である自分と同じ言語体系を
持っているはずがないのです。
なので、お母さん(お父さん)自身が「ここはこう読むんだよ」
という例を示してあげればいいのです。
何よりも音読するのが好きになること、
これを目指してください。
好きにさえなってくれれば、やがて勝手に読み始めます。
つっかえたら自分が読んであげる。
それを「追い読み」させる。
覚えておいてくださいね。