数学が苦手な人のための勉強法

前回に引き続き、塾に行かなくても成績を上げることのできる勉強法を紹介します。

なぜ、塾を経営しているのにわざわざ「塾に行かなくてもいい方法」を教えてしまうのか?


ササキ塾塾長は、単なるお人好しなのか?

それとも聖人のような善人なのか?
それとも逆にアホなのか?

まあ、おそらくどれでもありません(たぶん)

はっきりとした理由はあります。

理由その1。

勉強が苦手な人に勉強法を教えただけで実践できるなら、塾も学校もいらない。

つまり、勉強法を載せたところでそれを読んで実践できる人はほとんどいない、
ということがわかっているのです。

なので、逆に「こういうことをやれば成績が上がるけど、
その方法をうちの塾に来れば実践できるよ」ということになり、
ちゃんと塾の宣伝になっているわけです。

理由その2。

それほど苦手ではない人は逆に本当に実践して成績を上げてほしいと思います。
そして、さらに上を目指すために、うちの塾に入ってください、ということです。

理由その3。

お住まいが遠すぎて、うちの塾に通えない人もこの記事を読んでくださっていると思います。
なので、そういう人に対しては、せめて私の文章だけでも役立ててください、という純粋な提供精神もあります。

・・・・・

前置きが長すぎました。
 
 

本題の「数学の勉強法」に入ります。

数学が苦手な人へ向けたアドバイスのポイントは、

「教科書の例題をマスターしよう!」

ということに尽きます。

どの教科書にも、新しい項目ごとに「例題」が載っていると思います。

その例題には必ず、その問題の解き方や途中経過などが解答とともに載っているはずです。

まずはそれを徹底的に理解してください。

この段階でどうしても理解できない箇所がある場合は誰かに聞くしかありません。

ただ、この場合は、もっと前の段階からつまずいている可能性があるので、
すでに習っている単元の例題からやり直したほうがいいかもしれません。

なぜかというと、例題はふつう新しく習った内容に関しては詳しく具体的に説明してありますが、すでに習った内容は「もう、わかってるでしょ?」という感じで省略されていることが多いからです。

まあ、でも自分でつまずいている箇所を探すのは難しいので、
学校の先生などに聞ける人は聞いたほうが早いのは確かです。

とにかく例題の解き方を完璧に理解する、というのが第一ステップです。

そして、理解できたら、今度はそれを隠して自力でやってみるのです。

わからなくなったら、またすぐに見ていいです。

ちょっと見て、また隠してやってみる。

悩まないことがポイント。

で、例題がマスターできたら、その下に載っている問題を解きます。

この問題はふつう、例題が理解できていれば解けるレベルの、
基本的なものになっています。

途中式などの過程をしっかり書きましょう。
自分なりのやり方でやらずに、ちゃんと例題のやりかたを真似して、
同じような手順で解いてください。

ここで適当にやっていると、後々できなくなってしまいますので、要注意です。

解き終わったら、もちろん答え合わせをしてください。
教科書に答えが載っている場合はそれを見ればいいでしょう。

載っていない場合は、教科書会社に対応した「教科書ガイド」を買ってしまいましょう。
答えだけでなく、解き方も載っているので便利です。

赤ペンを使ってちゃんと丸付けをします。

間違えた問題は必ずチェックしておいて、もう一度解き直します。
 
まず、すぐに解き直して、次に翌日に解き直して、その次に1週間後。
あとはテスト前にもう一度解き直せれば完璧です。

数学は、間違えた問題を何度も解き直す
これが最も手っ取り早い点数アップの方法です。

このような感じで順々に進めていき、
各単元の終わりに載っているまとめ的な問題も解いていきましょう。

これらの問題も解き直しは必須です。

問題集に手を出すのは、これらが終わってからにしてください。
 
 
最後に間違えた問題に関しての補足です。

間違えた問題、わからなかった問題はまず、できる限り自力で解決しましょう。

まずはその問題の解説を読みます。
これは必須です。

次に、後戻りして教科書の例題を見直す。
単純に前にやったことを忘れている可能性もあるので、
それを探します。

それでもわからない問題が出てきたときは、
学校や塾の先生に聞くなり、数学のできる友達に聞くなりしましょう。

ただし、質問してわかっただけでは力はつきません。

必ずあとでもう一度その問題を解き直しましょう。

聞いてわかった「つもり」になる、というのが最も危険だし、最ももったいない状態です。

ここらへんが、学力アップするかしないかの境目になります。

では、ここまでをまとめましょう。

point1)教科書の例題を理解する。

2)教科書の例題の答えを隠して、ノートに書く。

3)例題の次の基本的な問題を解いて答え合わせをする.。

spacer4)間違えた問題は必ずチェックし、直後、翌日、1週間後、テスト前に解き直す。

5)教科書の他の問題も解く。さらに余力があれば問題集も解く。
spacer  ※その際も必ず4)をやること。

数学の点数が平均点以下の人は上記をこなせば必ず点数アップします。

「まあ、これだけ出来ればそりゃ上がるでしょ。
出来ないから困ってるんじゃん」
という人はササキ塾へ。

一緒に楽しく勉強しましょう!