高校入試リスニング問題攻略法

リスニング一昔前と比べて、
高校入試でもリスニング問題の割合が増えてきました。

実施していないところを探すのが難しいくらいです。

しかも、年を追うごとに
読まれる英語のスピードが速くなり分量も増えてきました。

かつては英語が苦手な子から「リスニングで稼ぐから」
というドヤ顔がよく見られたものです。

昔は、英語が苦手な生徒でもなぜかリスニングだけは自信がある、
という生徒が多かったのです。

それは単純に「簡単だったから」ということです。

しかし残念ながら、今ではそんな声はすっかり聞かなくなりました。

英語が苦手な生徒の得点源ではなくなってきているのです。
 
なので、リスニング問題で得点するには
手順を踏んでしっかりとトレーニングを積んでいく必要があります。

今回は、入試の過去問についているCDを使って出来る
最も手軽で効率的な勉強法を紹介します。

 
 
〜用意するもの〜
 
・リスニングCDつき入試問題
(解説ページにリスニング問題の放送台本が載っているもの)
・CD再生装置(CDプレーヤー、パソコンなど)
・筆記用具
 
 
〜リスニング学習の4ステップ〜

1)問題を解いて答え合わせ

まずは普通にCDを流して問題を解き、
答え合わせをします。

注意点としては、このあと解き直しをするので
正解は書き写さないことです。

マルバツだけをつけてください。

2)放送台本を読んで解き直し

解答・解説のページに
CDで言っていた音声を書き起こした
「放送台本」または「スクリプト」と呼ばれる英文が載っています。

その英文を読んで、間違えた問題をもう一度解き直してください。

英文を読んでもわからない場合は
リスニング以前に単語力や基礎的な文法力が
不足しています。

まずはそちらに力を入れましょう。

3)意味がわからないところをチェック

単語の意味がわからなければ調べて書き出しましょう。

「放送台本」の日本語訳が載っていれば、
この段階ではそれを読んでもかまいません。
 
意味がわからないまま音読しても効果は薄いので、
その前に英文の内容をしっかり頭に入れておく必要があります。
 
リスニング4)CDの真似をして音読する
 
これが最も重要な段階です。

「放送台本」を見ながら、CDを再生し、
適当な長さで止めながら、音読しましょう。

出来るだけ同じようなイントネーションで読んでみてください。

上手である必要はありませんが、聞こえたとおりに再現してください。

例えば
When I got up this morning,

と書いてあっても、おそらくCDでは

「うぇないがらっですもーにん」
みたいな感じで聞こえると思いますので、
その通りに言うのです。

 
pointなぜこのような発音になるのかを説明しだすと
長くなるので今回は割愛しますが、
ポイントは「真似をする」です。
 

脳には、
「自分が発音できたものは、ちゃんと聞き取れる」

という特徴があります。
 
慣れてきたら、放送台本を見ずに同じことをやってみてください。

すなわち、CDの音源を適度に区切りながら
何も見ずに発音を真似るのです。

これで意味が浮かぶようになってきたらしめたものです。

最初はギクシャクしてうまくいかないかもしれません。
でも、何度も繰り返してください。

だんだん気持ち良くなってきますので。

以上の4ステップを日々実践して1ヶ月続けてみてください。

正解率が確実にアップすることは間違いない、
ということは想像がつきますよね?

さあ、
やり方がわかったら実践あるのみ。

では、また。