目標の更新そして進化
1か月ほど前から、生徒さん一人一人に目標を書いてもらい、教室中にベタベタと貼っています。
今までもこういうことはやっていたのですが、正直に言うと、書かせたら書かせっぱなしで、いつの間にか単なる壁飾りに成り果てている、ということもしばしばでした。
貼りたての頃は生徒も我々スタッフも書いた目標を目指してエイエイオー!(もしかして死語?)という気分なのですが、慣れというのは恐ろしいものです。
単なる日常の風景と化した目標は途端に効力を失います。
そのようにならないように、最近実践していることがあります。
それは、目標の更新です。
要するに目標の書き直しなのですが、ただ「書き直して」というと、前に書いたやつは何だったんだ?ということにもなりかねないので、ちょっと工夫しています。
まず、目標がぼんやりしている子に対しては、「数字とか入れて、もうちょっと具体的なやつにしてみようか?」と提案します。
例えば「数学をがんばる」という目標では、実際に目標が達成したのかどうかの判断ができないので、目標の点数を入れてもらいます。
すでに具体的な目標が書けている子に対しては、それがどれくらい実行できてるかを聞き出します。
「○○くん〔さん〕、どう?前に書いてくれたこの目標、実行できてる?」
という感じです。
で、「出来ていない」という場合は目標の更新を提案します。
目標の更新を提案してみると、ほぼ全員が書き直してくれます。
このようにしてどんどん目標と現実のギャップを埋めていくことも我々の役目ではないかと思っています。
これからも、せっかくの目標が絵に描いた餅にならないように、頻繁に声をかけて確かめていこう!というのが当面の私の目標です。
それも、1度や2度の更新ではなく、何度も繰り返して最終的には目標の大進化を遂げていってもらおうと密かに企んでいます。
では、また。