不安や緊張を和らげる方法

佐々木です。

いよいよ明日が神奈川県公立高校の入試本番です。

ドキドキです。

明日の朝は生徒たちが乗る駅で見送りをする予定です。

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公立高校の入試本番が間近に迫り、情緒が不安定になっている生徒が
増えてきました。

不安や緊張を和らげるためのアドバイスをいろいろしています。

そもそも試験に限らず大きなイベントの前に不安や緊張があるのは当たり前で、決して悪いことではありません。

不安があるからこそ頑張れるわけだし、ほどほどの緊張はむしろ集中力を高めます。

ただ、何でもそうですが、度を越すと逆に何も手につかなくなってしまいます。

そういう人のために効果的な方法を紹介します。

■深呼吸

緊張すると確実に呼吸が速く、浅くなります。

なので逆にゆっくりと深い呼吸をすることで、気持ちが落ち着きます。

世間では呼吸の重要性が認識されていないようです。

しかし、呼吸の仕方を気をつけるだけで集中力が数十倍になるという話も
あります。

普通にいわゆる深呼吸をするだけでも効果がありますが、
意識的に10秒~20秒かけて吐き、10秒~20秒かけて吸う、
という方法がおすすめです。

注意深いかたはお気づきかと思いますが、今、
私は「吸う」より先に「吐く」と書きました。

これは間違いではなく、まずは肺に残っている空気を十分に吐き出してください。

十分に吐いて肺を空っぽにして初めて十分に吸うことができます。

慣れないうちは難しいと思いますが、繰り返しているうちに出来るようになります。

「鼻呼吸」という呼吸法もあります。

一方の鼻の穴を指で押さえてふさぎ、ふさいでいない方の穴から息を
ゆっくり吸い込みます。

息を一瞬止め、今度は反対の穴をふさいで、先ほどふさいでいた方の穴から
息を出します。

これを数回繰り返します。

まあ、呼吸法はいろんなものがあって追求するとキリがないのですが、
要は「深く、ゆっくり」できればOKです。
それだけで十分気持ちが落ち着きます。

1回2回で落ち着かなければ、さらに10回、20回と繰り返してください。

必ず落ち着きます。

■吐き出す

何が不安なのかわからない状態が最も不安です。

原因が不明、正体が不明なものが最も不安を煽ります。

「押入れの中のお化け」というたとえ話があります。

「押入れの中にお化けがいるような気がする」と思ってドキドキしている
状態が一番怖いのです。

パッと押入れのふすまを開けて、電気をつけて見てみれば、何もいない
ことがはっきりします。

存在しないものに対して怯えていた自分に気づくわけです。

ですから「先生、不安でたまりません」という生徒には、
「何が不安なのかを書き出してごらん」と、アドバイスしています。

不安の正体を明るみにさらせば、思ったほど恐ろしいものではないことに
気がつきます。

書き出すだけでなく、口から吐き出すのも効果的です。

友達にでも家族にでも先生にでも、どんどん言ってしまってください。

押さえつけるのではなく吐き出す。

重要ポイントです。

■ツボを押す

最近知ったのですが、「労宮」という緊張を和らげるツボがあるそうです。

手のひらの中央にあるツボで、こぶしを握った時に中指と薬指の先端の間に
あります。

ここを右手の指で押すと痛気持ちいい感触があります。

詳しくは以下のサイトでどうぞ。

緊張を和らげるツボ

以上、3つの緊張緩和術を紹介しました。

1)深呼吸
2)吐き出す
3)ツボを押す

不安や緊張でやばい!という人はぜひお試しを!2016-02-09 20.27.37