新中学3年生は受験勉強をどうすればいいの?②

こんにちは講師のたかえもんです。前回は来年の高校受験に向けて、どう計画を立てていけばいいのかということをお伝えしました。具体的には↓の順位で受験対策ができると大変効果的です。

①3年生の成績を1つでも高くする。そのために授業に集中する。

②英語と国語を受験直前には対策する必要がないほどに鍛える。

③受験直前には数学理科社会を頑張る。

今回は、↑の「②英語と国語を受験直前には対策する必要がないほどに鍛える。」にかかわる、「入試英語の長文を解けるようになるにはどうすればいいのか」についてお伝えします。

神奈川県公立高校入試の英語長文は、全国でも一二を争うほど単語数が多くて長いです。この時点でうんざりする話ですが、配点が40点もあるため「苦手だからパスしよう」というわけにもいきません。覚悟を決めて取り組む必要があります。

神奈川の英語長文は、問6・問7・問8の大問3つから成っています。

問6は説明文です。グラフや表を交えながら長い長い説明文が続き、3問出題されます。

問7は表やグラフの読み取り問題です。比較的短い文章が全部で2つ出題されます。

問8は会話文です。長大な会話文が延々と続きます。全部で3問出題されます。

いずれも配点は5点で、5点×8問=40点という計算になります。

神奈川の長文はこのような構成になっていますが、実は問7と問8はこの時期から解くことができます。

というのも、問7と問8では中学3年で習う文法がほとんど出てこないからです。文法面に限定すれば、問7と問8は中学2年生までの文法知識があれば読むことができます。

そのため今から受験勉強を頑張ろうと思っている人は、問7と問8に取り組みましょう。問6の長文は、3年生の文法を学習しながら、ゆっくりと解けるようになれば良いです。

さてそうなると今すぐに問7と問8を解くことができるわけですが、どちらの問題から取り組んだ方がよいのでしょうか?

まずは問7から取り組むことをおすすめします。問7の方が問8よりも文章の量が少ないので取り掛かりやすいからです。

問7に取り組むときに気を付けることは、「最初に設問を読み、本文はその次」ということです。最初に本文を読んだりしないでください。

設問を最初に読むことで、文章のどういった情報に気を付ければいいのかが明確になります。最初に本文から読み始めてしまうと、どんな情報が重要なのかがわからないため何度も本文を読み返すことになってしまいます。これは大変ですし、時間がかかりすぎます。設問から読み始めることで無駄な労力を省くことができるので、「最初に設問を読み、本文はその次」という順番を徹底しましょう。

そして、実際に問7の設問や本文を読む際に、「意味がわからない単語は単語シートに書き出しましょう」。

たぶん、わからない単語ばかりだと思います。絶望するかもしれません。

ですが、まだ時間はたっぷりあります。今から単語の知識を増やそうと努力していけば、必ず間に合います。英語は単語の知識が最も重要です。単語の知識を今から蓄えられると、受験において相当なアドバンテージを得られます。

わからない単語を書き出しながら設問や本文を読んだ後は、問題を解いて丸つけをしましょう。この段階で正解できたらすばらしいですが、大事なのは正解不正解よりも問題に慣れることです。神奈川県の英語は、問題の形式が毎年変化しません。「こういう形式の問題が出るのか」という経験は、ずっと活きます。問題に慣れることで、時間配分や集中して読むべき箇所を見つけられる勘所を養うことができます。問題に慣れたらそうした感覚が身に付くので、早め取り掛かりましょう。

問題を解いて丸つけをした後は、日本語訳を読みましょう。自分の英文理解が間違っていないかの確認は非常に大切です。問題を解いて解きっぱなしをしないようにしましょう。解いた後にしっかりと振り返ることで、学力は成長します。

日本語訳を確認したら、長文の本文と設問を全文和訳しましょう。全文和訳は時間がかかりますが、ゆるぎない基礎力が身に付きます。この力は高校生になっても役立ちますし、読解力の向上も期待できます。

全文和訳ができたら、最後に本文を最低50回音読しましょう。黙読ではだめです。きちんと声に出す音読でなくてはいけません。音読の練習はリスニングの練習にもなります。語学の習得に音読は欠かせません。非常にめんどうですが、きちんと音読の練習ができると見違えるくらい英語の力が上がります。

以上の手順は問7についてですが、問8も同じ手順を実行してください。問8もこの手順を実行することで、解けるようになります。

話が長くなってしまったので、まとめます。

入試英語の長文を解けるようになるには↓の手順を実行することが大切です。

①過去問の問7と問8を解いてみる。

②過去問を解く際には設問から読む。本文は設問を読んだ後に読む。

③設問や本文を読むときは、わからない単語を書き出す。

④設問や本文を読み通したら、問題を解いて丸つけをする。

⑤丸つけをしたら、日本語訳を読む。

⑦日本語訳を読んだら、設問と本文を全文和訳する。

⑧本文を最低50回音読する。(理想は100回音読する。)

次回は「入試のリスニングを解くにはどうすればいいのか」についてお伝えします。