合格点を確実にとるシンプルな方法<その1>

定期テストでも入試でも、合格点をとるためにやることは実はシンプルです。

今回お伝えするのは、私ササキが中学生の時に定期テストで順位を一気に上げ、高校入試で苦手な教科の点数を上げ、大学入試で9割以上の点数をとった方法です。

出来るだけ余計なことをせずに、一直線に点数に直結する勉強法です。

一言で言うと

「出ると分かっている問題を徹底的に出来るようにする」

です。

なんか普通すぎて、拍子抜けしてしまった人がいたら、ごめんなさい。

でも、さらっと流してしまうと損しますよ。

「出ると分かっている問題を徹底的に出来るようにする」

このフレーズはシンプルですが、かなり重要な内容を含んでいます。

合格のコツをギューッと凝縮してエッセンスだけを抽出した表現なので、うまくいってない人ほどピンと来ないかもしれません。

もうちょっと詳しくお話ししましょう。

まず「出ると分かってる問題」。

「それが分かれば苦労しないよ」という声が聞こえてきそうです。

もちろん、全く同じ問題が「出ると分かる」ことは普通ありません。

でも、「こんな感じの形式の問題」、あるいは、「この単元の問題」はほぼ確実に出る、と言うことは調べれば分かりますよね?

何を調べるかって?

それはもちろん、過去の問題、いわゆる「過去問」です。

過去問をよーく調べる、これは必須です。

高校入試や大学入試などであれば、5〜10年分くらい調べれば、傾向のほとんどは掴めます。

定期テストも、過去問が手に入れられる場合が多いですよね。学習塾はもちろん、先輩とか知人から手に入れる方法、最近では学校の先生自ら過去問を配布してくれる場合まであったりします。

もちろん、このような恵まれた状況になくて、過去問が手に入らない、という人もいるでしょう。

そういう時だって、傾向を調べる方法はあります。

自分が今までに受けた定期テストを調べればいいんです。

先日、私の塾の生徒で、前回の理科のテストが振るわなかったので、「勉強の仕方を教えて欲しい」という中3男子がいました(ちなみに彼は、普段の授業では理科をとって今いません)。一緒に前回のテストの問題と答案を一緒に見て話し合いました。私は、彼の学校の理科のテストは、ワークから出ていることに気づいていたので、持ってきてもらったワークをペラペラとめくりながら言いました。

「かなり多くの問題が学校のワークから出てるよね?全く同じ問題もあるし、そうじゃない場合も、図や表は全く同じものが使われてるじゃん。つまり、ワークを3周しよう。1周目は教科書とか見ながらやってもいいけど、2周目と3周目は一切見ないでやること」

たったこれだけのアドバイスで、今回のテストでは、50点満点中9点も上がりました。

これは、前回のテストを分析しただけです。

「過去問がない」とか関係ないですよね?

これは、ほんの一例で、要するに本気になって調べれば必ず「出る問題」を絞ることは出来る、ということです。

ちょっと長くなったので、続きはまた。