塾長の秘められた失敗
日曜日に「しゃべりっぱ」というイベントをやりました。その名の通り皆でいろんなテーマについておしゃべりをして結論を特に出さない、という会です。「しゃべりっぱなし」なので「しゃべりっぱ」というわけです。
生徒だけでなく、講師たちも数名参加するイベントです。この前の参加者は全部で8名でした。
最初のテーマが「運動会や合唱コンクールなどの学校行事は、何のためにあると思うか?」というものでした。
もうちょっと付け加えると「どうしてもやりたくない人がいるけど、それでもやるべきかどうか」ということです。
塾長の私も一参加者として意見を言います。
「俺も中高生の時はやりたくない行事はあった。面倒臭いなあ、と思って積極的に参加しない時もあった。でも、この年になると逆にもっとちゃんとやっておけばよかったって思うんだよね。皆で協力して何かをやるっていうことで社会に出てからの訓練になっているんじゃないかな?」
と、まあ、こんな意見を言いました。
割とまともというか、真っ当すぎる意見だったので、ほとんどの参加者が同意してくれました。
でも、私自身は言ったあと、「ちょっとしまった」と思いました。
綺麗事すぎたというか、真面目すぎることを言ってしまったなあ、と。
こんなまともなことを、それも塾長は言っちゃったら、そりゃあ反論は難しいですよね。
この「しゃべりっぱ」は、もっといろんな考え方を互いに出して、ぶつけ合った方が面白くなります、確実に。
それがわかっているにも関わらず、自分の意見をそのまま言ってしまいました。
立場上、全体を俯瞰して、発言すべきだったと反省しています。
意見をそのまま言った方がいい場面では言うべきですが、この場合は明らかに言うべきではありませんでした。
今回のことそのものは、そこまで重大事ではないのですが、「塾長という立場のくせに視点が低かったな、全体を見ていなかったな」と気づくことが多々あります。
次から気をつけるために、あえて書いてみました。
*写真は「しゃべりっぱ」で食べたお菓子の一部。