大人こそ勉強したい

大人の勉強が注目されています。

私の塾でも、中学卒業後約10年ぶりに戻ってきて数学の勉強した生徒さんがいます。

今の仕事を辞めて看護師を目指すため、看護学校へのテスト対策として学び直し、つい先日「合格しました」という連絡をもらいました。

その他にも(これは数年前ですが)70才の男性から入塾希望があり、中学生の理科を教えていたこともあります。

特に「何のため」というのではなく、「純粋に知りたくて」ということでした。素晴らしい知的好奇心ですよね。

「趣味は勉強です(笑)」と照れ臭そうにおっしゃっていました。

私もやるからには真剣で、毎回宿題も出していましたよ。

時々「先生すみません、宿題が出来てないのですが」と電話で申し訳なさそうに謝ってきたり。私も「ああ、大丈夫ですよ。次からやってきてくださいね」なんて言ったりして(笑)

さらにその前には、塾生の中学生のお母さんがやはり看護学校を受験したいので「数学を教えて欲しい」ということで、午前中に授業をしていました。

また、これは対面ではなくスカイプとネットを使った授業で大人の方に小論文を教えていたこともあります。

こちらから募集したわけではなく、当時配信していたメルマガの読者の方で、特別に依頼があったのでやった、ということです。

最近は毎年実施している保護者向け勉強会には、学習意欲の高いお母様方が参加してくれます。

本当の意味での勉強の必要性、勉強の意義というのは、大人になってから気づく方が多いのではないか、と感じています。

小・中学生の時はどうしたって、勉強は親や先生に「やらされるもの」という感じでしか受け止められませんが、大人になるにしたがって世の中や自分自身の行く末などを真剣に考えるようになって初めて勉強の必要性を強く感じるのではないでしょうか。

「それでは遅い」とは私は思いません。

早く気づくに越したことはありませんが、むしろ気付いた時こそタイミングなのだと思います。

そこで私自身、大人の学び直しに注目しています。

これは「大人だって勉強しなきゃね」という気分的な話ではなく、実際、学び直しをすることで雇用や年収への影響がダイレクトに出ている、というデータあるのです。以下のページがその証拠です。

人生100年、学び直しには本当に効果がある
https://toyokeizai.net/articles/-/230901

10月13日(日)ササキ塾鴨宮教室で、1年ぶりに保護者向け勉強会を開催する予定です。

今回のテーマはまさに「大人の勉強と学び直し」です。

塾生の保護者様でなくても参加できますので、ご興味があればご連絡ください。

では、また。

(写真は私の愛用するiPodClassic 大容量なので、これにセミナー音声などを数百時間分入れて音声学習しています。)