公私混同イベント「音楽合宿」の由来

4月20日(土)と21(日)に、当塾鴨宮教室で音楽合宿を行います。

音楽合宿というのは、皆でアイデアを出し合い、オリジナルソングを作り、演奏し、歌う、という宿泊イベントです。音楽が好きな人や楽器が演奏できる人は、ぜひご参加ください。

今回はなぜこんな謎なイベントをやるのか?という、どうでもいい打明け話をします。

若い時から歌を作るのが好きでした。10代の時はシャイボーイだったので一人でこっそり作曲していました。なので、この事実はおそらく誰も知りません。

ギターは持っていましたが、ほとんど弾けずに挫折したので、全曲アカペラの一人多重録音です(しかも下手くそ)。

某大手塾に就職した時、同じ社員寮に住んでいたIという極真空手初段で青森出身の男と仲良くなり、夏季休暇中にもかかわらずお互いに行くところもないので、暇つぶしにちょっとした歌を作りました。

二人が好きな奥田民生所属のユニコーンというバンドのアルバムに、1分くらいのやたらと短い曲があり、「え?こんなんでいいなら俺たちも歌作れるぞ」ということになったのです。

最初の頃は、大手塾の同僚たちのことを歌いました。

単なる内輪ネタばかりでしたが(内輪ネタだからこそ?)、周りの人たちにはけっこうウケました。

ただし、その時は二人とも楽器を弾けなかったので、すべてアカペラです。

やがて「勉強に関する歌も作ろう」ということで、「秘密戦隊電磁誘導」「恋の電解質」「国会のうた」というようなタイトルの曲も作ってカセットテープ(なつかしー)に録音していきました。

バンドをやってる先輩講師にギターをお願いしたり、ゲストに女性講師を呼んでコーラスをやってもらったりして、だんだん本格的なものになってきました。

20曲以上集めてカセットアルバムにしたら、(塾内だけですが)買ってくれる人たちもいました。

生徒たちにもテープを授業中に聞かせたりしました。

模試で点数がいい生徒にはカセットテープをプレゼントすることにしたら、やたらと張り切ってくれました。

そんなこんなで時は経ち、やがて私は遅ればせながらウクレレやギターを弾くようになり、今では高校生の息子もギターを弾くようになったので、一緒に曲を作ることもあります。

生徒にもやたらと歌とギターが上手なイケメン&イケボ少年がいるので、イベントなどで共演してもらいました。

そんな私が運営するササキ塾で時折開催するのが「音楽合宿」です。音楽合宿というのは(冒頭でも言いましたが)、皆でアイデアを出し合い、オリジナルソングを作り、演奏し、歌う、という宿泊イベントです。

「なんだ。ただの公私混同じゃないか」

と思うかもしれませんが、その通りです(笑)

でも別に問題ありません。強制参加ではもちろんありませんし、むしろそういうことが好きな生徒や講師が集まるだけですから。

うちの塾は、個人塾としては異常なくらいイベントが多い塾ですが、それはこのように「公私混同」しているからこそ出来るわけです。

だって、イベントをやるごとに、ただでさえ少ない休みがどんどん減っていくわけですよ?

そう思ったら、イベントなんかしなくなりますよね?

塾長が好きでやっているからこそ、イベントが豊富なのです。

なぜイベントをやるのか、ということについてはまた別の機会にお話ししますが、とにかく個人塾に関しては、誰にも迷惑をかけない限り「公私混同」「趣味と実益」は大いに結構だと思っています(あ、でも「実益」はほとんどありませんが)。

というわけで、今回はほとんどの人にはどうでもいい話になりました。

よくぞここまで読んでくださいました。心から感謝いたします!