わかったつもりが一番怖い
テストで確実で点数アップを狙いたい人は
「わかったつもりが一番怖い」
と、自分に何度も言い聞かせください。
今まであまり勉強してこなかったけれど最近頑張り始めた、という人は特に覚えておいてください。
「わかった」「できた」と思っても、もうひと踏ん張りしてほしいのです。
単純に言えば「油断するな」ということになるのですが、本当に気をつけてください。
そうしないと、せっかく頑張ったのに成果が出ず、
「ああ、やっぱりやってもダメだった」
という気持ちになってしまい、最悪の場合は勉強全般をあきらめてしまうことになりかねません。
これは一生の損害です。
なので、少しずつ頑張っている人はなおさら、最後のひと踏ん張りをしてください。
ひと踏ん張りは具体的に言うと、トイレでするやつではなく(当たり前)、要するに自分でテストする、ということです。
これを私の塾では「自分テスト」と呼んでいます(そのまま)。
単語テストや英文のテスト、漢字テストを受けてもらう前に当塾では必ず「自分テスト」をしてもらいます。
自分であらかじめテストをし、丸付けもし、間違えたら練習してやり直し、
全部できるまでテストを繰り返す、ということになっているのです。
単語テストなどの単純なテストですら、これをやるのとやらないのとでは大違いです。
自分テストをしっかりやってきた生徒さんの単語テスト合格率は軽く90パーセントは越えています。
自分テストをやっていない場合は合格率は半分以下です。
まあ、自分で合格するまでやってきているのですから、当たり前と言えば当たり前です。
でも、当たり前のことを徹底するのが一番大切。
これは勉強に限った話ではありません。
定期テストの前は、学校のワークやプリントを自分テストするのが最も効果的です。
学校のワークやプリントが最もテストに出る確率が高いので、
まあ、これも当たり前の話です。
はっきり言ってこれは、塾に通ってなくてもできることです。
(わからない問題を丁寧に教えてもらうのは塾に通ってないと難しいですが)
教科書を読んだり、ノートを眺めたりしているだけでは
「わかったつもり」になっている可能性が大です。
出る可能性の高い問題を繰り返し「自分テスト」して解き直す、ということを繰り返すだけで、
同じくらい勉強をしている同級生に10点以上の差をつけることができます。
あと、さらに付け加えるなら、制限時間を意識して自分テストをすると、
より実践的な力を身につけることができます。
キッチンタイマーやスマホのタイマーとかを使えば十分です。
テストの時「時間がなかった」という経験をしている人は特に意識してください。
どうせやるなら、効果の出る勉強をしましょう!