中1の成績についてのあまり語られない真実

中1の生徒さんは、まだ体力的にキツそうな子も結構いますね。

特に運動部に入っている子は、大変です。

先日も、部活では朝練で6時前起きで、
夜は塾に電車で通ってきている中1男子がやたらと眠そうにしていました。

しばらくすると体も慣れてきますが、それまでがキツイのは事実です。

指導する側としては
「やるべきことはやってもらう」というスタンスは崩さないまま
精神的には励まし、ねぎらってあげることも大切かと思います。

中1のお子さんを持つ親御さんに気をついていただきたいことがあります。

中1の時からあまりガンガンやらせるのは可哀想、との思いから、
やるべきことの基準を下げてしまう、というのはやめたほうがいい、
ということです。

中1の子を見ていると、制服もやけにぶかぶかで頼りなく、
まだまだ小学生の面影が残っています。

思わず「あんまり無理しなくてもいいからね〜」
と声をかけたくなってしまいます。

ところが、何事も最初が肝心で
今の時期に楽な方へ流れる癖をつけてしまうと
それが基準になってしまいます。

そうすると、1、2年後にいざ本腰を入れて
頑張らなければならないときに全力を出せない体質になってしまうのです。

また、現実的な話をすると、
「中1の時の成績が、最終的な成績の基準になってしまう」
という事実があります。

これはどういうことかと言うと、
上がったり下がったりはしながらも、中3の最後の成績は
中1の時の成績とほぼ同じか下回る、ということです。

全国的にデータ上そのようになっているようです。

なので、
「今はのんびりやらせて、後から挽回させればいい」
という、多くの保護者が陥ってしまう考え方は実は通用しないのです。

これは、なかなか認めたくない現実だということは
重々承知の上でお伝えするのですが、
多くの中学生を見てきた経験上からも断言できることです。

理想的な接し方は
気持ち的にはねぎらいつつも、譲らないところは譲らない
という態度を貫くことです。

具体的に言うと、今のうちに次のような習慣をつけるように持っていくことがベストです。

・学校からのお知らせなどはその日のうちに必ず親に見せる
・宿題や提出物などは期限内に終わらせて提出する
・小テストや単元テストなどがあるときは必ず勉強しておく
・その日の授業の復習を短時間でも毎日やる

ごく当たり前のことなのですが、この「当たり前のこと」を習慣化できるかどうかで
のちのち大きく差が開きます。

一時的に緩くして、あとあと苦労するのはお子さん自身です。

愛情を持って、きっちり声をかけてあげてれば、きっと伝わるはずです。

*当塾でも今週の土曜日、定期テストの勉強法についてのセミナーを行いますので、ぜひどうぞ!詳細はこちらです。