お母さんに教えてあげよう!
ラーニングピラミッドって知ってますか?
学習定着率をピラミッドで表した図です。
アメリカ国立訓練研究所が発表した学説だそうです。
これによると、最も学習定着率が低いのが
「講義を聞く」(5%)です。
なるほど。
どおりで学校の授業を聞いただけで頭に入らないわけです(笑)
逆に、
最も学習定着率が高いのが
「人に教える」(90%)です。
つまり、教えている先生の頭が一番良くなっているわけです(笑)
前回は「習ったことは、すぐに使おう!」
とアウトプットの重要性についてお話ししましたが
さらに効率がいいのは「人に教える」ということだったのです。
ちなみに「使う」=「練習する」をラーニングピラミッドで見てみると2番目に効率が高く、75%でした。
私はよく塾の生徒に、学習したばかりの内容について「おうちに帰ったら、これ、お母さんに教えてあげな」と言っています。
それが最も復習の効果が高いことを知っているからです。
お母さんが忙しそうだったり、聞いてくれないなら、別に他の人でもOKです。
おじいちゃんやおばあちゃん、あるいは弟でも妹でもいいですし、なんなら犬や猫でも構いません。
もっと言えば人形やぬいぐるみだって大丈夫です。
相手が理解しているかどうかはこの際関係ありません。
ただ、どうせならお母さん、聞いてあげてください。
そのほうがやる気出ると思いますので。
歴史のテストで、どんなに勉強しても、
どうしても満点がとれない中学生がいました。
彼がお母さんを相手に歴史の講義をする、という勉強法を取り入れた途端
満点がとれるようになった、ということです。
お母さん、
食器を洗いながら、あるいは洗濯物を畳みながらで構わないので、
どうか聞いているふりをしてあげてください(笑)